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意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く 講談社現代新書2747
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/06/20 |
JAN | 9784065361115 |
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意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く
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商品レビュー
3.6
7件のお客様レビュー
意識のアップロードなんて完全にSF映画の世界のことかと思ったがこの本を読んで、なるほどあり得るな、と感じました。
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何と言ったらいいのだろうか。それなりに興味深いが、脳の半分を機械にして侵襲ブレイン・マシン・インターフェースで残りの脳と接続するなんて。どこまで本当に考えているのか素人には分からない。池谷裕二先生の「夢を叶えるために脳はある」は面白かったけど…。
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グレッグ・イーガンの短編「ぼくになることを」(Learning to be ME) と同じようなアイデアだが、説得力のあるこのSF短編と比べると、本書で書かれたアプローチで「意識のアップロード」が実現するとは思えなかった。 この本で書かれた意識のデジタル化に対する違和感は以下の...
グレッグ・イーガンの短編「ぼくになることを」(Learning to be ME) と同じようなアイデアだが、説得力のあるこのSF短編と比べると、本書で書かれたアプローチで「意識のアップロード」が実現するとは思えなかった。 この本で書かれた意識のデジタル化に対する違和感は以下の通り。 - 短期間で表面的な記憶の思い出だけを機械にコピーしても、それは意識・精神のデジタル化とは呼べない。脳の正確なデジタルコピーを作るためには、先のイーガンの短編のように、人間が生まれてからすぐに機械脳を埋め込んで、数十年間は教師信号を与え続ける必要があると思う。 - この本では、左右脳を分離した後に、それぞれに機械脳を接続して、記憶の転送を行うとある。転送が終わった後に、左右の機械脳を統合するそうだが、左右脳を分離するという特殊な状況は元の生体脳の人格に深刻な影響を及ぼす。処置の間も生体脳の左右の接続は何らかの形で維持し続け、機械脳は学習に専念すべき。 また、意識を持った人工知能の実現、人間の意識のデジタル化などの命題を、著者の専門である侵襲ブレインマシンインターフェース (BMI) の技術に結びつけたいという意図が強い。生体脳と機械脳をつなぐ技術は実現できそうということはわかったが、そもそもその機械脳をどう作るかについては、扱いが小さいように感じた。 しかしながら、ところどころに出てくる哲学的な考察は楽しかった。 大規模言語モデルによる記号的表象の実現は、暗黙知とフレーム問題を解決するのではないか、 とか。
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