意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く の商品レビュー
SF的な話で面白すぎる。イーロンマスクが言ってたこの世界はシミュレーションなのかどうかの話がここでも登場して、興味深かった。ニューラリンクの話はあまりちゃんと聞いたことはなかったが、ブレインマシンインタフェースは興味ある。テセウスの船。自由意志の存否。(本書内容ではないが、自由意...
SF的な話で面白すぎる。イーロンマスクが言ってたこの世界はシミュレーションなのかどうかの話がここでも登場して、興味深かった。ニューラリンクの話はあまりちゃんと聞いたことはなかったが、ブレインマシンインタフェースは興味ある。テセウスの船。自由意志の存否。(本書内容ではないが、自由意志は無いと信じてしまうと本人のその後のモラルが低下する傾向があるらしい。例え自由意志が無いことが証明されても、社会的生物としてその存在は”信仰”し続けるべきなのかもしれない)
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2026.1.29 読了。 図書館に無し 脳を客観の側から眺めれば、とても意識が宿る気がしない。一方で、わたし、すなわち、主観の側から眺めれば、そこには間違いなく意識=わたしが宿っている。この矛盾こそが、ギリシャ哲学以来、数千年もの長きにわたって哲学者や科学者を惹きつけてやま...
2026.1.29 読了。 図書館に無し 脳を客観の側から眺めれば、とても意識が宿る気がしない。一方で、わたし、すなわち、主観の側から眺めれば、そこには間違いなく意識=わたしが宿っている。この矛盾こそが、ギリシャ哲学以来、数千年もの長きにわたって哲学者や科学者を惹きつけてやまない意識の問題の正体だ。 筆者は、ブレインマシンインターフェイスにより、左右の脳を分離して、コンピュータに接続しようとしているが、果たして意識を司る脳は、神経ニューロンの結合のみで実現されているのだろうか。 グリア細胞などの役割はどうなっているのだろうか。 筆者は、脳を機械に置き換える手法を考えているが、その時、脳を左右に分離して、それぞれ順番に機械に置き換えていこうとしているが、左右それぞれの脳が体と密接につながり、感覚機関から絶えず受けている刺激をどのように、機械に引き渡すのかには触れられていないように思われる。 途中で、自由意志論争の解説が記述されている。 哲学的議論だ。 この部分は、分かりやすくて面白い。
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●2025年3月26日、グラビティの読書の星で紹介してる女性がいた。6/9冊 ●2025年7月14日、東京大学・書籍部にあった。2回目のセッションで寄った日。 帯の「脳からコンピュータに意識を移す!」が、できたらいいのに!と思いチェック。 ●2025年7月23日、メルカリで...
●2025年3月26日、グラビティの読書の星で紹介してる女性がいた。6/9冊 ●2025年7月14日、東京大学・書籍部にあった。2回目のセッションで寄った日。 帯の「脳からコンピュータに意識を移す!」が、できたらいいのに!と思いチェック。 ●2025年7月23日、メルカリで帯あり・美品あり。950円。
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意識を人工物に移し,デジタルとして生命を保存,持続させるための技術の現状がまとめられる.意識は脳にのみ宿るのか,肉体は精神と主従関係にあるのか,デジタル生命は生命体としての成長を持つのか,古来より哲学分野で語られてきた自分の意識という概念は,自分自身でも判らない.自分でも判らない...
意識を人工物に移し,デジタルとして生命を保存,持続させるための技術の現状がまとめられる.意識は脳にのみ宿るのか,肉体は精神と主従関係にあるのか,デジタル生命は生命体としての成長を持つのか,古来より哲学分野で語られてきた自分の意識という概念は,自分自身でも判らない.自分でも判らないものを,扱えるという事象に矛盾を感じるのは私だけだろうか.
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意識とは何かを深く掘り下げた上で、著者の「意識のデジタル空間へのアップロード」に関する研究を紹介した本 意識や主観の実体が何かが気になっていたが、「感覚器官を通じて外部世界と接続し、脳の神経系が仮想現実を体験している状態」と本書で理解した。実際、現実世界と脳内で構成される世界と...
意識とは何かを深く掘り下げた上で、著者の「意識のデジタル空間へのアップロード」に関する研究を紹介した本 意識や主観の実体が何かが気になっていたが、「感覚器官を通じて外部世界と接続し、脳の神経系が仮想現実を体験している状態」と本書で理解した。実際、現実世界と脳内で構成される世界との間には乖離があり、たとえば、我々は特定の光の波長を色として認識しているが、その「色」自体は物理的実体を持たない。 著者は生体脳の右脳と左脳のうち、片側が機能を失った場合、意識が残った側へ移行する現象に着目し、以下の手順で自らの意識を(コピーではなくそのまま)デジタル空間にアップロードする方法を提案している。 ① 脳の半球分離: 人体の脳を左右の半球に分離する。分離の際、意識はどちらか一方の半球へ移行する。 ②人工脳半球との接続: 分離した左右それぞれの半球を対応する人工脳半球に接続する。これにより、意識と記憶が人工脳半球へ統合・転送され、意識は第一段階で移行した生体脳半球と人工脳半球の組み合わせに宿る。 ③ 生体脳半球の機能停止: 病気、怪我、老衰などにより、意識が宿っている生体脳半球が機能停止に陥ると、意識は自動的に人工脳半球へ移行する。 ④人工脳半球の統合: 意識が宿った人工脳半球と、第二段階で意識の統合および記憶の転送を行ったもう一方の人工脳半球を統合する。 このプロセスにより、自我や主観の連続性を維持したまま、意識が人工脳にアップロードされ、デジタル空間内で「生き続ける」ことが可能となる。冒頭に書いたとおり、現状でも我々の意識は生体の感覚器官から得られた情報をもとに脳内で構築された仮想現実を体験しているため、上記の方法でもあたかも生身の肉体で現実世界を生きるかのように、デジタル空間において身体感覚を伴って生活できるという考えである。 ただし、この方法によりデジタル世界に意識を保持し続ける状態を「不死」と呼ぶべきかについては議論の余地があると思う。つまり、「生きる」と言うことをどう定義するかによってその答えが変わるのだと考える。もし「意識が存続すること」を生と捉えるならば不死と呼べるが、「(部分的にでも、)生身の体を機能させて現実世界に存在すること」を生と定義するならば、意識のアップロードは「生」とは呼べない。 もしかすると、そう遠くない未来に、「生」とは何か「死」とは何かと言う答えのない問いに対して、多くの人々が自分なりの考えを要求される時代が来るかもしれない。
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スリリングで面白いが、この分野は何十年も同じ課題を蒸し返しているような感じも受ける。いつまでたっても、生体脳の謎については本質的なところでまだまだ解明には遠い(研究手法上の制約がキツイ)ということだと思う。
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中公新書での前著と被るところも多いが、比べるとこちらは少し実践寄りというか取っ付きやすい(前著の内容がうろ覚えなのですが) ハードプロブレムと言われたりしている意識の問題だが、意識だけが科学で解き明かせない神秘的、特権的な存在である謂れはないとも思え、本書を読んでいるとブレイン...
中公新書での前著と被るところも多いが、比べるとこちらは少し実践寄りというか取っ付きやすい(前著の内容がうろ覚えなのですが) ハードプロブレムと言われたりしている意識の問題だが、意識だけが科学で解き明かせない神秘的、特権的な存在である謂れはないとも思え、本書を読んでいるとブレイン・マシン・インターフェースの開発などを通じて理解がブレイクスルー的に進みそうな気もしてくる でも、意識のアップロードまで来るとどうなのだろうか。イーガンの『順列都市』が引用されているが、同じイーガンでも『ディアスポラ』に出てくるハーマンみたいな「自分の曾々々孫」的なものになるのでは
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来たぞ!傑作! これまで、意識の正体については、「科学的に全くの謎のままである」「究極的には人工的に再現可能な物質による構造体に過ぎない脳の情報処理の結果であるに過ぎない」という整理を自分の中の最も正解に近い席に座らせてきた。それを本書は突き崩した。 物理的に脳の構造を詳しく調べ...
来たぞ!傑作! これまで、意識の正体については、「科学的に全くの謎のままである」「究極的には人工的に再現可能な物質による構造体に過ぎない脳の情報処理の結果であるに過ぎない」という整理を自分の中の最も正解に近い席に座らせてきた。それを本書は突き崩した。 物理的に脳の構造を詳しく調べても意識は見当たらない(これはユヴァル・ノア・ハラリも言っていた)。しかし、我々が実感しているとおり、意識=主観的感覚体験は確かに存在する(「わたし」という感覚すら錯覚に過ぎない という説は今でも支持するが、それにしても、その「錯覚」はやはり存在しているとしか言えないだろう)。しかし、例えば石ころには意識が宿っていない(ように思える。厳密にはどうかわからないが、万物に意識が宿るとする説に違和感を覚えざるを得ない私にはしっくりくる考え方だ)。でも、物質であることに変わりはない。この断絶をどう説明するのかというハードプロブレムに、本書は真っ向から答え(仮説ではあるが)を出しに行く。 要は、「こうなったら意識=主観的感覚体験が生じる」という新たな自然法則を発見することが答えだと言うことだ。光速度不変の法則や質量を持つ物質が引力を有するといった物理法則は、それが確かであることは現在のところ科学的に証明されているが、なぜそうなのかについては何もわかっていない。ただ、間違いなくそうなのだ。と言えるだけだ。同様に、「これこれこうなったら意識が生じる」ということを科学的に証明できれば、意識の存在と仕組みを解明した(=意識の発生に係る自然法則を発見した)ことになるという。目から鱗❗ その発生メカニズムについての著者の仮説は、「入力された情報を処理し、内部で仮想世界を形成するシステムが意識を宿す」というもの。 そしてこれを科学的に検証する手法として、この仕組みを持たせた機械脳半球を構築して、それと生体脳半球を接続した時に、機械脳側の世界を体験する統一された意識の発生を主観的に体験するという手段を主張する(分離脳患者が接続時に一つの意識、分離時に2つの意識であることとの整合によりこれが妥当であると言える)。 そして、意識の発生メカニズムが解明されれば、時をおかずして、意識のアップロードが可能になり、不死の時代がやってくるだろう、という壮大な主張。 著者の言うように、本当に20年後にこのような技術が確立されれば、人類の、生物の歴史が大きく変わることになるだろう。そして、それは夢物語ではないと確かに感じた。 星5つ❗ ただ、さらに議論を進めて、何十人、何百人の意識を接続して巨大な一つの意識に統一したらどんなことが起こるか、などに踏み込んで欲しいところであった。
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第10回ビブリオバトル全国大会inいこま予選会で紹介された本です。ハイブリッド開催。 2024.12.28
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まるで攻殻機動隊の電脳世界みたいだ。しかも電脳そのものをネット上にあげようというのだから。 一方でここで書かれていることを実現するには、工学的技術のブレークスルーが必要だ。それはいつになることやら、ではある。 でも意識って脳内のどこにどんなメカニズムで発生するのか? それはまだよ...
まるで攻殻機動隊の電脳世界みたいだ。しかも電脳そのものをネット上にあげようというのだから。 一方でここで書かれていることを実現するには、工学的技術のブレークスルーが必要だ。それはいつになることやら、ではある。 でも意識って脳内のどこにどんなメカニズムで発生するのか? それはまだよく分かっていないんだね。
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