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サイバースペースの地政学 ハヤカワ新書026
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サイバースペースの地政学 ハヤカワ新書026

小宮山功一朗(著者), 小泉悠(著者)

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サイバースペースの地政学 ハヤカワ新書026

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2024/06/19
JAN 9784153400269

サイバースペースの地政学

¥1,100

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2024/08/26

サイバースペース、とは言いながらも データセンターや海底ケーブルなどの物理的な実体やその設置場所からは逃れられない、という事実を改めて考えさせられる本。

Posted by ブクログ

2024/08/15

現代の人間にとってサイバー空間なしの生活は考えにくい。 しかしサイバー空間は当然データセンターや海底ケーブルという物理的インフラがあることで成立している。 物理的なものであるので、機械は電力を大量に消費するし、ケーブルは破損する。 また利用者とデータセンターの通信距離が遠い場合、...

現代の人間にとってサイバー空間なしの生活は考えにくい。 しかしサイバー空間は当然データセンターや海底ケーブルという物理的インフラがあることで成立している。 物理的なものであるので、機械は電力を大量に消費するし、ケーブルは破損する。 また利用者とデータセンターの通信距離が遠い場合、わずかな通信遅延も発生する。 データセンターが集まる地域はサイバー空間を含めた地政学的な重心と言える。 海底ケーブルの脆弱性にも注目が必要である。 攻撃側が海底ケーブル破壊にかけるコストは防御、修復側のコストに対して圧倒的安価となるため、攻撃側が有利になる。 筆者のうち一人の小泉氏は専門はロシアの軍事安全保障だが、 過去にサイバーセキュリティシンポジウムで基調講演されていたことを偶然拝見している。 本書でもロシアを切り口にしながらもある種普遍的な問題提起をなされている。 サイバー空間を守りたい人、すなわち現代人の全てに読んで欲しい一冊。

Posted by ブクログ

2024/07/22

サイバースペースの物理的実体を捉えて、有事の際のリスクを考えてみようという本。面白かった。 インターネット/サイバースペースは、利用者側からはバーチャルな空間と認識されがちだが、当然物理的な実体を伴っている。 それは物理的なサーバ群であり、それを収容するデータセンター(DC)で...

サイバースペースの物理的実体を捉えて、有事の際のリスクを考えてみようという本。面白かった。 インターネット/サイバースペースは、利用者側からはバーチャルな空間と認識されがちだが、当然物理的な実体を伴っている。 それは物理的なサーバ群であり、それを収容するデータセンター(DC)であり、そこに電力を供給する送電網であり、国間を繋ぐ海底ケーブルだったりする。これらは有事には攻撃対象となり、平時には諜報の対象となる。 個人的には、本書でも紹介されている千葉ニュータウンの某DCに行ったことがあるのだが、千葉ニューって他にもDC多いよな、地盤が硬いのかな?などと呑気に考えていた。本書を読むと、理由はそれだけではないことがわかる。一つDCができると、回線業者が通信回線を増強し、電力会社が送電網を強化する。そうすることで、DCに適した環境になる。そうすると、他の事業者がその地域にDCを新設しやすくなる、みたいなメカニズム。 そうやって集まったDCは有事には敵国からの攻撃対象になる可能性があり、ITインフラの重大なリスクであるとの視点が提示される。 他にも海底ケーブルの敷設や補修の話も興味深い。普段意識しない、知らない世界を垣間見れる本でした。これは男の子が好きなヤツですわ。

Posted by ブクログ

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