- 書籍
- 文庫
平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版
¥968
在庫あり
商品レビュー
4
29件のお客様レビュー
エッセイ。 弱い自分を見つめることは難しいが、そこに挑み、受け入れるまでの紆余曲折のようなもの。 そして、受け入れた先の優しさが溢れている。 日常の風景の切り取り方、感性が独特で、文学作品との引用で、より際立つ。 でも、どことなく暗さを纏っている本なのは、人生がそうゆうものだから...
エッセイ。 弱い自分を見つめることは難しいが、そこに挑み、受け入れるまでの紆余曲折のようなもの。 そして、受け入れた先の優しさが溢れている。 日常の風景の切り取り方、感性が独特で、文学作品との引用で、より際立つ。 でも、どことなく暗さを纏っている本なのは、人生がそうゆうものだからだろうか。
Posted by
『平熱のまま、この世界に熱狂したい』 このタイトルにグッと引き寄せられ、あらすじに書かれている 「アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒」という文字で著者に惹かれた 闘病記ではないところが善き 作中にある 「友人たちに言わせると、僕は火をおこしたり、維持したりすることに...
『平熱のまま、この世界に熱狂したい』 このタイトルにグッと引き寄せられ、あらすじに書かれている 「アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒」という文字で著者に惹かれた 闘病記ではないところが善き 作中にある 「友人たちに言わせると、僕は火をおこしたり、維持したりすることに天賦の才があるらしい」 この文が著者をあらわしているように思えて、頭からはなれなかった
Posted by
ユーモアがあり個人的なエピソードがおもしろおかしく描かれている。W解説で、どちらの方も「距離感の取り方が上手い」と評しており、語る対象との距離感、また自己愛との距離感が絶妙であり、それが著者独特の作風を生み出している。 また、文芸批評家の方なため多様な文学作品が引用されており、知...
ユーモアがあり個人的なエピソードがおもしろおかしく描かれている。W解説で、どちらの方も「距離感の取り方が上手い」と評しており、語る対象との距離感、また自己愛との距離感が絶妙であり、それが著者独特の作風を生み出している。 また、文芸批評家の方なため多様な文学作品が引用されており、知らない世界が知れる。個人的には「イワンイリッチの死」のくだりが心に残った。 また著者自身が自分の弱さと向き合い、著者と同じく「弱いままで生きていくことを決めた人」が「この世界も、あながち悪いものではないのかも」と思ってくれることを願うとあとがきが締められているなど、読者のことを思って書かれた本だと感じた。
Posted by