商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/06/07 |
JAN | 9784163918600 |
- 書籍
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中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク
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中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
面白かった。スタバでコーヒーを飲みながら一気に読んだ。ハプスブルク帝国の終焉とクリムト、シーレ、そしてウィーン。
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おもしろかった。 音声ガイドを使って 「クリムトと黄昏のハプスブルク」展をみているようだった。時代の背景とかいろいろをわかってから見ると 深みがでる。冗談じゃなく ほんとうに同タイトルの 絵画展があったら 絶対に行く!
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面白すぎてほぼ一気読み。 ミュージカル『エリザベート』が大好物なのでフランツ・ヨーゼフ1世まわりのハプスブルク家は私もよく知るところ。 そんな自分にとって本書は「知ってること+α」の具合が大変ちょうど良かった。 本書で触れられていた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』は鑑賞済みだし...
面白すぎてほぼ一気読み。 ミュージカル『エリザベート』が大好物なのでフランツ・ヨーゼフ1世まわりのハプスブルク家は私もよく知るところ。 そんな自分にとって本書は「知ってること+α」の具合が大変ちょうど良かった。 本書で触れられていた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』は鑑賞済みだし、エゴン・シーレの伝記的映画も観たことがあるので、より一層楽しく読めた。 それにしても、フランツ・ヨーゼフ1世を囲い込む怒涛の死たるや。 1867年 弟:マクシミリアン メキシコで銃殺刑 1886年 妻の従弟:バイエルン国王ルートヴィヒ2世 変死 1889年 息子:ルドルフ マイヤーリンクで心中(公には心臓発作) 1898年 妻:エリザベート スイスでアナキストによる刺殺 極め付けが1914年 皇位継承者の甥:フランツ・フェルディナンド 夫婦で暗殺 人呼んで『サラエボ事件』 改めて、凄まじい。 なお、エリザベートを襲ったルイジ・ルケーニは反体制派からも支持されず、世間からは卑劣漢扱い、スイス当局は政治犯としてすら認めなかったと。ミュージカルの中で狂言回しの良い役を与えられているのが申し訳なくなってきた。 それから、皇帝の愛人とされるカタリーナ・シュラットの存在は知らなかった。 皇帝自身は第一次世界大戦の最中に病死。 1916年11月 フランツ・ヨーゼフ1世 肺炎により86歳で崩御 1918年1月 グスタフ・クリムト 肺炎とインフルエンザで死去 同年10月 エゴン・シーレ スペイン風邪で死去 クリムトもシーレも、ハプスブルク家の最期の灯火のようだ。あるいは、旅路の共に連れて行ったのか。2人とも宮廷とはほとんど関わりはなかったようだが、時代を彩って時代と共にこの世を去ったところがそんな気にさせる。
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