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DV8 台北プライベートアイ2
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DV8 台北プライベートアイ2

紀蔚然(著者), 舩山むつみ(訳者)

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DV8 台北プライベートアイ2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/05/24
JAN 9784163918464

商品レビュー

4.4

10件のお客様レビュー

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2024/11/01

またまた二段組の長編、読み切った自分を褒めたい。笑 前作の内容を忘れてしまっていたけど、問題なく楽しめた。淡水に引っ越し、マドンナ的存在のエマの店"DV8"で新たな友人たちと出会った呉誠が、依頼人の持ち込んだ人捜しをきっかけに過去の事件に向き合っていく。淡水の...

またまた二段組の長編、読み切った自分を褒めたい。笑 前作の内容を忘れてしまっていたけど、問題なく楽しめた。淡水に引っ越し、マドンナ的存在のエマの店"DV8"で新たな友人たちと出会った呉誠が、依頼人の持ち込んだ人捜しをきっかけに過去の事件に向き合っていく。淡水の街の描写も素敵で、行ってみたくなったなぁ。前回同様、呉誠の思考、特にパニック障害との向き合い方に関する描写は哲学的で理解しきれないところもあった。それでも人捜しから始まり20年前の事件、さらにもう1つの事件の真相まで明らかになり、読み応え充分な内容でした。

Posted by ブクログ

2024/10/31

みなさま、ご無沙汰しております。しばし、漢字だらけの航路に出ておりました。 その航路の名は『DV8 台北プライベートアイ2』。台湾発の探偵小説『台北プライベートアイ』の続編でございます。 続編だからもう慣れたはず…と思われそうだが、今回も漢字の海にアップアップだった。 事件に次...

みなさま、ご無沙汰しております。しばし、漢字だらけの航路に出ておりました。 その航路の名は『DV8 台北プライベートアイ2』。台湾発の探偵小説『台北プライベートアイ』の続編でございます。 続編だからもう慣れたはず…と思われそうだが、今回も漢字の海にアップアップだった。 事件に次ぐ事件、その度に増える登場人物や重要ワード…。予感はしていたけど前作よりもページ数が増えていて、おまけに漢字を吸い込みすぎて腹パン…というのが正直な感想である。 「友だちになりたいわけではないが、人とつながっている感じは欲しい。もっと正確に言えば、おれは人類を憎んでいるが、人間を必要としているんだ」(P14) 主人公は引き続き、私立探偵の呉誠(ウーチェン)が務める。だが前作の登場人物は誰一人として出てこない。 「今まで孤独だったけど、ここで知り合った仲間たちとこれからも仲良く暮らしていくんだ」という心温まる結び方だったのに、肩透かしを喰らった感じ。まるで呉誠だけ別の宇宙に飛ばされたかのようで、しばらくはアウェー感から抜け出せずにいた。 というのも呉誠、今作では引っ越しをしている。場所が変われば登場人物のカラーも変わるというもので、今回も個性豊かな仲間たちが彼のもとに集結する。いや、「DV8」に集結する…と言っても良いかも。 「DV8」とは、バーの名前で”deviate”(「逸脱する」)から来る。 呉誠がたまたま発見した店で、エマという女性が一人で切り盛りしている。魅力的なエマに一目惚れした(前作から何も変わっていない…)呉誠は彼女目的で店を利用し始めるが、やがて事件捜査の活動拠点・捜査で知り合った仲間たちとの憩いの場と化していく。(そーいや、最初の事件の依頼もDV8で始まっている!) 「時間は犯人の味方ですよ」(P 216) 正直、推理面はいくつか予測できるところがあった。真犯人が別にいる点とか。 実際の事件ならまだしも、一応探偵小説なんだから既知の事実(ここで言うところの、警察による捜査)だけで済むはずがない。まぁ、一度に2つの事件捜査に乗り出すことになった展開には燃えたけども。(これ以上、口外せぬよう努めます…!) 感嘆したと言っても良いのが、呉誠の成長。(呉誠の年齢で「成長」というのも妙だが…)仲間への思いやりが前作よりも明らかに表れているのだ。 「大切な人にはハッピーでいてほしい。自分の問題でウジウジ悩むのなら、その人のために忙しくする」というマインドセットまで持つようになっている。全員集まってお祝いをする場面が節目節目で描かれているのも、そうした彼の良き変化を象徴しているように思う。 「つまり、あれだよ。縁があるなら千里離れてたって必ず会えるって言うじゃないか」(P 388) 作中で「過去と現在の間には関連がある」と語られているように、未来も現在の延長線上にある。それに関連すると現在、続編の3を執筆中なんだとか!ストーリーにもより深みが出るみたいで、こりゃまた漢字の海にダイブの予感…。(そりゃそうだ) 古いけど、気分はもう「欽どこ」ならぬ「紀(筆者名)どこ」だ。

Posted by ブクログ

2024/10/13

前作より面白い! テンポのいい会話と、サクサク進むストーリーにすっかり引き込まれてしまった! 過去の幼馴染を探してほしいと言われ、はじまるストーリー。それだけではなく、謎に次ぐ謎を解き明かす。 主人公だけでなく、周りのキャラもすごくよくて人情がある。 エマもキップがよくてかっこい...

前作より面白い! テンポのいい会話と、サクサク進むストーリーにすっかり引き込まれてしまった! 過去の幼馴染を探してほしいと言われ、はじまるストーリー。それだけではなく、謎に次ぐ謎を解き明かす。 主人公だけでなく、周りのキャラもすごくよくて人情がある。 エマもキップがよくてかっこいい! 続編もあるのかな?楽しみ!

Posted by ブクログ

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