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DV8 の商品レビュー

4.3

19件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2026/03/27

2026.3 ちょっと面倒くさい内容もあるけれど、3冊分のストーリーを詰め込んだ力作でした。やはり美人な登場人物はハードボイルドでも必須ですね。

Posted byブクログ

2026/02/07

続編がいつのまにか出ている。呉誠〜。DV8の面子をはじめ、でてくるひとを好きになる。3作は呉誠がダークサイドに戻るとあって、読むのが怖い。メンタル悪化するのか?エマとは?

Posted byブクログ

2026/02/23

 『おれは反社会的で、軽度の被害妄想と年を経るうちに追加された項目である神経症性障害、つまり、捷運(ジエユン)(都市高速鉄道MRT)のプラットフォームから突き落とされるのではないかという不安や、自転車で走ってるやつを歩道から突き落としたいという衝動などにも苦しんではいるが、今のと...

 『おれは反社会的で、軽度の被害妄想と年を経るうちに追加された項目である神経症性障害、つまり、捷運(ジエユン)(都市高速鉄道MRT)のプラットフォームから突き落とされるのではないかという不安や、自転車で走ってるやつを歩道から突き落としたいという衝動などにも苦しんではいるが、今のところは、つまり、二〇一二年の七月現在という意味だが、俺はまだ生きているし、精神状態は安定している。』 p.10~p.11より 「台北プライベートアイ」の続編。 主人公は第一巻と同じ呉誠(ウーチェン)。彼は自分の心身の健康のために大学教授と劇作家という仕事を辞め、私立探偵へと転身した変わり者。 第一巻目から、「ライ麦畑でつかまえて」くらい主人公の思慮いっぱいの文面だなぁ……と思って読んでいたのだけれど、第二巻も相変わらず主人公が語りまくる小説だった。皮肉なんだか、弱音なんだか、真に迫った言葉なのか。 その判別しきれない独白の密度ごと、呉誠という人物の魅力になっている。 「ライ麦畑でつかまえて」の主人公は社会との折り合いの付け方に思い悩む小説だけれど、「台北プライベートアイ」の主人公、呉誠は社会経験を随分と積んだ大人の男性。ゆえに「社会」に思う所あっても「物申す!」という感じでもなく……。17歳のホールデン・コールフィールドに比べると圧倒的にカオスへの許容量がデカい。その“カオス許容力”は年齢だけでなく、台湾という土地が経験してきた歴史の影響もあるのかもしれない。斜に構えつつ、自分のことも他人のことも諦めきれない。土地を愛し、不安を否定せず、厭世的に見えて、人間関係を一番大切にする。矛盾だらけなのに、なぜか憎めない。 ミステリーって、事件解決を見届けるために読むのはもちろんなんだけど、この本は呉誠の「どう生きるべきか」という悩みにも読者は付き合う羽目になる。生き悩み方が充実していて「なんか……腹立ってきたな?」となるのもまた味。そういう探偵小説。読む人が呉誠という主人公のことを好きになれるかどうかが大きいシリーズだなぁと二巻目を読んでつくづく思った。 訳者あとがきで「ほかの作者だったら二冊か三冊書くであろう内容だから、まったく訳者泣かせ」とあるように、本作は事件が色々と起こる。それらは緻密に絡み合っているというより、もっと有機的にぐねぐね、ごちゃごちゃと関係しあって非常にボリューミー。 頭脳明晰な探偵が現れて、スカッと事件を解決する小説ではないけれど、人の縁が事件を包囲していく、その泥臭い推理の手触りが本作の唯一無二の魅力だと思う。人々の描写と台湾の町の雰囲気が活き活きと書かれていて、物語の舞台である台湾そのものにも興味が湧いてきてしまう。いつか旅行してみたい。 この次の巻である第三巻もすでに翻訳を進めているように書かれていたので楽しみです。

Posted byブクログ

2026/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2026年の1冊目は、紀蔚然の「DV8台北プライベートアイ2」です。長らく積読状態でしたが、年末年始の時間が有る今こそ、読み時と判断しました。ずっと読みたいと思っていた中の1冊です。 台湾発のネオハードボイルド・スリラーです。舞台は、台湾の淡水。主人公は、私立探偵の呉誠(ウー・チェン)です。呉誠は、鬱病とパニック障害を患っています。そして、鬱病とパニック障害が、事件解決の鍵を握っています。その為、呉誠の症状についてが、精神内の部分含めて、大きく割かれて描写されていますが、個人的には、ちょっと苦手でした。 事件の中にもう1つ事件が隠れていたという構図自体は、面白いと思いますが、一緒にまとめる必要はなかったのではないか、又別の話とした方が良かったのではないかと思いました。 淡水の町の描写は、素晴らしく、呉誠の恋愛も綴られて盛り沢山の内容です。 「人生では、すべての人が主人公であり、脇役だけを演じる人はいない」呉誠の思考の1節です。 ☆4.5

Posted byブクログ

2025/01/13

台北郊外の街・淡水に引っ越した私立探偵の呉誠は、人捜しをきっかけに20年前に容疑者死亡で幕を閉じた連続殺人事件の真相に迫る。 10年ぶりに書かれたシリーズ第2作。ミステリ好きの主人公が好きな作家が、マンケル、コナリー、横山秀夫とくれば、好感度アップ!

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2024/12/21

前作の印象は派手だったのにたいして、今回は様々な人々と交流ししっかりと捜査をしていくといった印象だった。 にしてもやっぱり面白い。軽妙だし、登場人物たちが濃すぎて楽しい。 場所を変えて心機一転、探偵を生業としている主人公ウー・チェンは新しい土地で最高のバーを発見する。それがDV...

前作の印象は派手だったのにたいして、今回は様々な人々と交流ししっかりと捜査をしていくといった印象だった。 にしてもやっぱり面白い。軽妙だし、登場人物たちが濃すぎて楽しい。 場所を変えて心機一転、探偵を生業としている主人公ウー・チェンは新しい土地で最高のバーを発見する。それがDV8。そしてバーを切り盛りするエマに一目惚れする。エマにアタックする毎日のなかで、ようやく舞い込んだ依頼は「長いこと忘れていたある体験。それは殺人現場の近くにいたということ。殺された女性の息子ととても仲が良く、その日も一緒に隠れん坊をしていた。その事件からまったく会っておらず、今はどうしているのか、会って話がしたい」という人探しの依頼だった。 なんとか捜し出し一件落着と思いきや、ウー・チェンにはこの事件に引っかかる部分があった。ここからは依頼も関係なく独自に捜査を進めることに。 人捜しのときに知り合った人たちがもう良い人たちばかりで心強い。ウー・チェンの気まぐれともいえる勘だったり、突発的な行動にも力を貸してくれて登場人物たち全員すきになる。 そして案の定、事件はより巨大に、そしてもちろん一つの事件だけでは終わらず最後の最後まで目が離せない展開で面白かった。唯一、後半の人たちにはイライラしたけれど。 エマもウー・チェンの悩みに良い言葉を投げかけていて、読んでいるこっちもぐっときたりした。

Posted byブクログ

2024/12/15

前作があまりに良かったので比較するのは酷だけれど、それでも十分すぎるほど面白かった。相変わらず文体が軽快で読んでいて楽しい。一方、引き続き登場人物はなかなか多くて覚えるのが大変なので、一気読みがおすすめ。

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2024/12/10

2024. 19 今回も400頁近くある(しかも2段組) 続編出てることを知らなかったので たまたま見かけてハ!!となった 前作の話はすっかり忘れてしまってたけれど 面白かった記憶がはっきりとあった 今作も面白かった ものすごいボリューム 物語のスピードが ぎゅいんと上がるタ...

2024. 19 今回も400頁近くある(しかも2段組) 続編出てることを知らなかったので たまたま見かけてハ!!となった 前作の話はすっかり忘れてしまってたけれど 面白かった記憶がはっきりとあった 今作も面白かった ものすごいボリューム 物語のスピードが ぎゅいんと上がるタイミングがあって 私のページをめくる速度もあがるのが気持ち良い 淡水を歩き回りたくなる

Posted byブクログ

2024/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いやー面白かった!二十年前の殺人事件のことを調べていたら真犯人が分かって逮捕に至り、それで終わりかと思いきや別の事件の真相も明らかになるという話。最後まで楽しめました。

Posted byブクログ

2024/11/01

またまた二段組の長編、読み切った自分を褒めたい。笑 前作の内容を忘れてしまっていたけど、問題なく楽しめた。淡水に引っ越し、マドンナ的存在のエマの店"DV8"で新たな友人たちと出会った呉誠が、依頼人の持ち込んだ人捜しをきっかけに過去の事件に向き合っていく。淡水の...

またまた二段組の長編、読み切った自分を褒めたい。笑 前作の内容を忘れてしまっていたけど、問題なく楽しめた。淡水に引っ越し、マドンナ的存在のエマの店"DV8"で新たな友人たちと出会った呉誠が、依頼人の持ち込んだ人捜しをきっかけに過去の事件に向き合っていく。淡水の街の描写も素敵で、行ってみたくなったなぁ。前回同様、呉誠の思考、特にパニック障害との向き合い方に関する描写は哲学的で理解しきれないところもあった。それでも人捜しから始まり20年前の事件、さらにもう1つの事件の真相まで明らかになり、読み応え充分な内容でした。

Posted byブクログ