商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/05/16 |
JAN | 9784103556510 |
- 書籍
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万両役者の扇
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万両役者の扇
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商品レビュー
3.5
15件のお客様レビュー
24/11/02読了 一人の役者が周りを狂わせる。六編の連作短編だが、つくりがたいへんうまい。読みにくいわけではないがするする読めなかったな。狂気にあてられたかな。
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扇五郎は歌舞伎役者で当代1の人気を誇っている。しかし、その妻を初め周囲が彼の役者魂に引き込まれて人生の危うい方向に流れていく。途中グロテスクな描写もあり、最初は役者への興味から読み進めたが、後半は狂気の部分についていけなくて離脱しそうになりながら結末まで読んだ。
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- ネタバレ
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扇五郎に惚れぬいた芝居周りの人達の熱さはしっかり伝わってくるんだけど…。 確かにホンモノの犬の血を絞って舞台で使うって、スゴいしエグいしインパクトあるけど、肝心の扇五郎本人の描写が少なくて。どれ程どうなのかを読者の想像力に丸投げしてる感が強いなあ。とは言え、ミステリお約束のどんでん返し、しっかり堪能させて戴きました。マジかあ。でもまあ、万両役者が余りにも頓馬な死に様を世間様に晒すわけにいかない…その気持ちはわかる。 あと、「目に綺羅を入れる」って表現が頻出するんだけど、個人的に馴染めなかったー。カタカナやびっくりマークやオノマトペを多用しない、テンション低めで淡々とした文章のスタイルは好みなんだけどなあ。
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