なぜ鏡は左右だけ反転させるのか 空間と時間から考える哲学

加地大介(著者)

• 販売会社／発売会社: 教育評論社
• 発売年月日: 2024/05/21
• JAN: 9784866241005

商品レビュー

2024/09/22

2003年に初版が出てからの20年後の改訂版である。注やあとがきで初版からどのように改訂されているかが丁寧にかかれている。また埼玉大学での哲学の入門の授業であるために、初学者でも読みやすくなっている。教員養成系大学の学生も教師の教養として哲学は必須であるので、西洋の哲学者の歴史を学ぶよりはこうした哲学書を読むことがよい。鏡の左右反転が前半でターミネーターが後半であり、学生にとってもなじみやすいと思われる。

2024/08/12

科学（自然科学）の本かと思ったら哲学書だった。個人的には「鏡が反転させるのは左右ではなく前後」という理解をしていたが、本書ではそこに止まらず、さらに踏み込んで考察している。そしてその領域は科学というよりも哲学なのだというのが分かりやすく解説されている良書だった。後半の「なぜ私たちは過去に行けないのか」も同様の考察をしているが、こちらは分かったようなわからないような話だった。

2024/08/04

半分も理解はできてない。。
ただ、xyz座標で出すとそのままだと理解。
未来に行けない、過去に戻れない、というのは今しか体験できていないから変わったかどうかそれが真実かどうかはわからない、ということであれば変わらない、という結論を自分としては出してみた。
162冊目読了。