日下を、なぜクサカと読むのか 地名と古代語

筒井功(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2024/05/20
• JAN: 9784309229218

商品レビュー

2025/08/14

民俗学好きな人にうってつけ。
物事の始まりを知りたい人にもってこい。
言葉の成り立ちに興味ある人にもおすすめ。

以下マーカーしたところメモ

地名は人がとくに注意をむけていたところ、居住や耕作などに有利な場所に優先的に付けられた記号だ

2025/06/28

信念を持ってフィールドワークを行い、地名の研究をしている著者。
「クサカ」の由来などを各地域の特徴を論じたあと、日本の地名は意味不明だらけという。
つまりは、著者の言うことも諸説ある一つとして受け取ればいいのだろう。ただ、自らの足でその地に赴き、実感としてそれを伝えている著者には敬意は表したい。
最近、市町村合併や再開発等で昔の地名が消えてゆく事が多いが、この本のように土地の性質を示す名前も多いので、それもすこし寂しい話だ。

2025/01/28

表題の「日下」について一冊を費やしたっぷり論証しているのかと思ったが、全十章で各章それぞれ違った地名を取り上げている