商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/05/17 |
JAN | 9784166614578 |
- 書籍
- 新書
ロシア文学の教室
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ロシア文学の教室
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商品レビュー
3.4
11件のお客様レビュー
課題本を読んでから各章を読もうかな、と思って本を探してみると手に入れるのが大変なものもあったりして、小説のように読み進めることにしました。ニーナとユーラのこれからが気になるし、『銀の時代』だって、まだあることだから続編に期待です。トルストイの復活と、チェーホフの短編集、レールモン...
課題本を読んでから各章を読もうかな、と思って本を探してみると手に入れるのが大変なものもあったりして、小説のように読み進めることにしました。ニーナとユーラのこれからが気になるし、『銀の時代』だって、まだあることだから続編に期待です。トルストイの復活と、チェーホフの短編集、レールモントフの悪魔、読んでみたい。ニコライ・ミンスキーのセレナーデという詩は、エルガーが美しい合唱曲として作曲しています。あまり知られていない名曲のようで、好きになりました。 https://youtu.be/8w6ojDCNxcc
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すごく面白い。 ユニークなロシア文学案内。 何せ、主人公は授業を出席すると、その課題作品の中に入り込んでしまうのだ。そして、ひそかに思いを寄せる同じクラスの女性が、その作品の中の人物として現れる…青春恋愛小説のカタチで進む。 新たな戦争の時代にあって、なぜ文学をやるのだろう。戦...
すごく面白い。 ユニークなロシア文学案内。 何せ、主人公は授業を出席すると、その課題作品の中に入り込んでしまうのだ。そして、ひそかに思いを寄せる同じクラスの女性が、その作品の中の人物として現れる…青春恋愛小説のカタチで進む。 新たな戦争の時代にあって、なぜ文学をやるのだろう。戦争、国家、恋、喜劇、愛、悲劇、死、時間…。「社会とは、愛とはなにかを考える」。本書の中で展開される授業の目標だ。最後の作品「復活」を読み終えた学生たちは、その意味をかみしめる。主人公・湯浦葵は「怖いのは考えるのをやめてしまうことだ」(p359)と考えるにいたる。 文学を通して、言葉を鍛え思考を豊かにし、この社会をとらえ、そして可能ならば、この社会をほんの少しでも良くしていく。あらためて、文学をすることの意義をかみしめさせてくれる本だ。 しめくくりの「作者」をめぐる考察がさらにひねられていて面白い。
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好き嫌いは別れるかもしれないが、ユニークなロシア文学案内。 ウクライナへの侵略をきっかけにロシアに文学や文化を学ぶ者が抱える〝引っかかり〟を踏まえつつ、作品世界に入り込んで発見する学生たちに共感できる。
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