商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2024/05/13 |
| JAN | 9784488803124 |
- 書籍
- 文庫
青がゆれる
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青がゆれる
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
綯い合わされた醜美が滲む青の世界に、静かに揺り動かされる。精巧甘美な文章の奔流に揺蕩いながら、言葉のひと粒ひと粒がゆっくりと臓腑の中まで浸透していく感覚がした。瑞々しくもありながら、どこか腐臭の漂う世界がどうしようもなく愛おしく、読み終わった時、これからはきっと傷まで愛せると思っ...
綯い合わされた醜美が滲む青の世界に、静かに揺り動かされる。精巧甘美な文章の奔流に揺蕩いながら、言葉のひと粒ひと粒がゆっくりと臓腑の中まで浸透していく感覚がした。瑞々しくもありながら、どこか腐臭の漂う世界がどうしようもなく愛おしく、読み終わった時、これからはきっと傷まで愛せると思った。
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好きなおはなしだった。 思春期の儚い恋と傷の痛みを描いたデビュー作品集(説明文から引用)登場人物が順番に主人公になる短編集。 思春期の狭い世界で苦しむ感じとか、若さゆえの無謀な感じとかが描かれてて、読んでると心臓ギュッと握られるような感じがする。 『エフェメラ』って短編が特に好き...
好きなおはなしだった。 思春期の儚い恋と傷の痛みを描いたデビュー作品集(説明文から引用)登場人物が順番に主人公になる短編集。 思春期の狭い世界で苦しむ感じとか、若さゆえの無謀な感じとかが描かれてて、読んでると心臓ギュッと握られるような感じがする。 『エフェメラ』って短編が特に好きだった。というか、この短編の主人公になってる裕輔くんがとても好き。歪んだものや狂気をはらんだものにどうしようもなく惹かれながらも、一線を越えてそれらに近づく決断ができない彼の姿に現実味を感じたし、こういう人物が出てくることでストーリーに引き込まれた気がする。こちら側との架け橋になってくれてるというか。 言い回しが少し変わっていて何個かの単語を辞書で調べながら読んだ。こうやって普段あまり使わない表現が使われてると思春期向けの小説だ!!!って思う。10代のわたしが読んでたら今よりもっと影響受けてただろうし、絶対その表現使おうとしたと思う。椎名林檎聴いて漢字の使い方真似する思春期を過ごしていたタイプなので。
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たまらん。 まだまだマイナーで書店でもあまり見かけることがなく或いは賛否両論で置かれることが少ないのかもしれない作家の、人にとても薦められないが個人的にはドストライクな作品。 えらばった表現、といおうか、国語の辞書から拝借したようなえらく気取った表現が目につき、読みにくさも否めな...
たまらん。 まだまだマイナーで書店でもあまり見かけることがなく或いは賛否両論で置かれることが少ないのかもしれない作家の、人にとても薦められないが個人的にはドストライクな作品。 えらばった表現、といおうか、国語の辞書から拝借したようなえらく気取った表現が目につき、読みにくさも否めないが、そこも含めて好き。 思春期の、高校生の、若さの、未熟さの、不完全さのあれこれは、通り過ぎた今を生きる我々にとっては些細に思えるかもしれないが、作中の今はまさしく今なのであって俯瞰して見えるものでもなければ、諦めきれるものでもない。 連作の同じ世界線の中で、主人公が話によって入れ替わる構成は多様な感性を得られる分、今までの登場人物を置いてけぼりにしがちだが、「あの人のあの後」が他人の視点から見られるのは収穫が大きい。当座の主人公本人が抱える問題があり、主人公から見た他人の把握しきれない情報があり、読み手の全知全能があり、書かれていない余白がある。
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