商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/05/15 |
JAN | 9784065350126 |
- 書籍
- 文庫
海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲
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海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
「渦殃一曲」 滅びゆく笛の音は。 こうなると分かっていたからこそ聴こえたのか、それとも吹いてしまったから戦を産んだのか分からないな。 「黄金のうたかた」 親切心が仇になり。 思いやりの心を持って行ったことだったとしても、立場を理解出来ていないままするには幼過ぎたのだろう。 「...
「渦殃一曲」 滅びゆく笛の音は。 こうなると分かっていたからこそ聴こえたのか、それとも吹いてしまったから戦を産んだのか分からないな。 「黄金のうたかた」 親切心が仇になり。 思いやりの心を持って行ったことだったとしても、立場を理解出来ていないままするには幼過ぎたのだろう。 「海堂の花の下」 第一印象になった。 知られてはいけない事実ではあるが、有名になるのは簡単だろうから顔がバレていれば隠れきれないだろう。 「鈍色に輝く」 逃げ出した先には。 直接関係のない人であったとしても、相手が敵国の人間だというだけで追い返したりするのはやりすぎだろ。 「柳緑花紅」 民の暴走を止める。 力不足なのは確かではあるが、皆の意見を聞いて説き伏せる時間などないのだから仕方ないことでもあるな。
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前作は、様々な国の様々な海神の娘たちの軌跡の物語だったけど、今作は、争う隣り合った二つの国を舞台に、海神の娘を含む人々の物語だった。海神も、前作では娘たちのその後を見守っているように思えたけど、今作では日本の昔の神々のように人知を超えたところで自分の思いだけで動き、それが人々のく...
前作は、様々な国の様々な海神の娘たちの軌跡の物語だったけど、今作は、争う隣り合った二つの国を舞台に、海神の娘を含む人々の物語だった。海神も、前作では娘たちのその後を見守っているように思えたけど、今作では日本の昔の神々のように人知を超えたところで自分の思いだけで動き、それが人々のくらしや命を左右してしまう。そんな神と人の間に霊子様がいる感じ。 自分の肉親を殺した国の人と共存していけるのか。傷の深さ、恨みの深さから来る思いには、同じ国の人たちで濃淡があり、決して一枚岩ではなく、同じ国の中にも立場の違いや対立もある。それでも、そういう巡り合わせであったにしても、ともに生きる道をさぐろうとする人たちの思いに心打たれます。 地球上で、根深い対立からの戦火が絶えない今、読むからでしょうか。対岸の火事としている身であっても、勇ましい主戦論を聞くと、憎しみは新たな憎しみを呼ぶだけ、と叫びたくなる時があります。
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買ってからずっと積んでたけど、やっと読めた。 1巻はあまり話同士の絡みがなかったけど、こちらは連作ものだった。 沙文と沙来の長年の確執と再興の物語。 しかし、海神・海若は一体何がしたかったのか。 あと、霊子の正体も気になる。
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