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真実の口
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真実の口

いとうみく(著者)

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真実の口

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/04/11
JAN 9784065344118

真実の口

¥1,650

商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2025/02/01

読み始めて主題が見えて3日置いた。 タイトルが気になってまた手に取ってからは一気に。 高校生ってこんなに素直?こんなに優しい?勇気ある? その違和感が読み進めるとひとつずつ解けてなくなっていく。 迷いながらも一歩を踏み出してくれた 西村さんの言葉に涙… 人を思う気持ちと ...

読み始めて主題が見えて3日置いた。 タイトルが気になってまた手に取ってからは一気に。 高校生ってこんなに素直?こんなに優しい?勇気ある? その違和感が読み進めるとひとつずつ解けてなくなっていく。 迷いながらも一歩を踏み出してくれた 西村さんの言葉に涙… 人を思う気持ちと 自分自身を生きること 人は人によって磨かれる 信じるに足る存在に巡り合う 心の波の表現と締めくくりがいい! タイトル⭐️⭐️⭐️⭐️ 表紙  ⭐️⭐️⭐️ 手触り ⭐️⭐️⭐️

Posted by ブクログ

2024/12/25

やや「不幸てんこ盛り」感はあるものの、中高生が社会問題を考えたり、他人の気持ち(は自分とは違うということ)を理解したりするきっかけになるのではと思う。

Posted by ブクログ

2024/12/07

中3の冬、受験を控えた青山湊(あおやま・みなと)、七海未央(ななみ・みお)、周東律希(すとう・りつき)の三人は、 祠の前にしゃがんでいる小さな女の子を見つけた。雪はやんだようだが、気温は下がっている。何もしゃべらず、動こうとしない少女を放っておけば、凍死してしまうかもしれない。三...

中3の冬、受験を控えた青山湊(あおやま・みなと)、七海未央(ななみ・みお)、周東律希(すとう・りつき)の三人は、 祠の前にしゃがんでいる小さな女の子を見つけた。雪はやんだようだが、気温は下がっている。何もしゃべらず、動こうとしない少女を放っておけば、凍死してしまうかもしれない。三人が下した判断は、この子を交番に連れて行くというものだった。それから四週間後、校長室に呼ばれた三人を迎えたのは、警察官たちだった。適切な判断と思いやりに感謝状が贈られたのだ――。 高校生になった年の夏、三人はファストフードで再会する。七海が「これ見て」と出したスマホの画面には、親による子どもの虐待事件のニュースが映し出された。もちろん、あのときの女の子とは別人のニュースだ。しかし、三人それぞれがあのときの女の子の様子に不審なものを感じていた。名前や住所を尋ねてもけっして口を開こうとしなかったこと、交番に連れて行こうとしたとき暴れて抵抗したこと……。「もしかして、わたしたちすごい誤解をしてたってことはないかな」。警察から感謝状を贈られた三人は、自分たちの行動が間違っていなかったかをたしかめるため、あのときの女の子を探し始める――。 こういう子どもは、この世の中にたくさんいて、まだ第三者の目に触れていないだけで、本当にたくさんたくさんいるんだろうなと思った。何か事件があって、子どもが死に、親が逮捕されると、児童相談所が槍玉に上げられて、クレームの電話などが殺到する。そのときに、本当に助けたいと思った人たちの声が埋もれてしまい、きっとまた同じことが怒ってしまうのでhないのかなとかぼんやり思った。 迷子だと思っていた幼女のありすちゃんを半年ぐらい経って、探し出して、ありすちゃんがいた地獄から救い出してあげた高校生3人組。大人の私から見ると、それはとても勇気がいることだと思うし、無謀だし、責任取れるのかとか犯罪とかそういうのが、まず頭に浮かぶけど、3人はあの寒い雪が降る日に出会ったありすちゃんを忘れなかった。 コインランドリーで出会ったおじさんが、「下手な正義感を振りかざして、実は間違っていましたってなったらどうするの?」って言っていた。確かに、そうなのだ。こちらが思っていた「正義」は、必ずしも「正義」ではない。今回のありすちゃんの件は、「正義」だったけど、正義じゃなかったときのことを考えると本当に怖いし、責任なんて絶対にとれない。 「パパのところへ行きたい」と言ったありすちゃんをパパがいるところへ連れて行くシーン。やっとパパの家が分かって、出会って、ありすちゃんが喜んでいたけど、パパの反応がおかしかった理由。そして、パパの正体もなんだか今どきなかんじだなとか思ってしまった。そして、パパが最後にありすちゃんのために行動を起こしてくれたのは、本当に良かったし、高校生3人組では対応できなかった警察との話やその後についてもやはり大人がいると違うんだなと思った。 こういうありすちゃんみたいな環境下の親も同じような経験をしていると、何かで見た気がするけど、まさにそうだった。なぜ、一度出て行った実家に戻ってしまったのか。なぜ、誰かに助けを求めなかったのか。なぜがたくさん出てくるけど、渦中にいるときはきっと判断力がなくて、ずっと地獄のままなんだろうな。そう思うと、今回の3人の行動は、一石を投じたのかな、とか思ってしまった。 難しい問題だと思う。実際に、ありすちゃんみたいな子と出会ったとき、自分はどういう行動をとるんだろうって思った。見て見ぬふりはできない、だけど、児童相談所に通報する勇気はきっとない。本当に、難しいな。 202.12.6 読了

Posted by ブクログ