商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | カンゼン |
発売年月日 | 2024/04/09 |
JAN | 9784862556820 |
- 書籍
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横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか
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横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか
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1993年にJリーグがスタートして、 たったその6年後 1999年元日の天皇杯優勝を最後に 横浜フリューゲルスというチームが消えました。 今ではその痕跡は合併相手となった 横浜Fマリノスの「F」と、横浜FCの本拠である 三ツ沢球技場くらいでしょうか。 この本の題名にある「なぜ...
1993年にJリーグがスタートして、 たったその6年後 1999年元日の天皇杯優勝を最後に 横浜フリューゲルスというチームが消えました。 今ではその痕跡は合併相手となった 横浜Fマリノスの「F」と、横浜FCの本拠である 三ツ沢球技場くらいでしょうか。 この本の題名にある「なぜ」に対して、 本書では明確に答えは提示されていません。 しかしヒントは散りばめられています。 創世記のJリーグバブルの崩壊があまりに早く、 クラブチームの運営というものを理解している人間が少なかったことが一つ。 現在、同じようなチームの経営危機が 発生すれば、高給選手を放出し、若手主体の チームへ切り替えるのが普通かと思います。 しかし当時はこんな考えを持つ人がいなかったのです。 そして2つ目の理由はなんと労働組合が組織されていなかったことです。 日本のプロ野球がスト権を行使して、 1リーグ化を阻止したのは記憶に新しいと思います。と言っても2004年のことですが。 一方でJリーグ選手の労組化は2011年だったのです。 「ストライキは無理でも試合のボイコットで抗議 の意を表す方法もあったのでは?」と やや乱暴ですが、そうい意見もあったかもしれないです。 その答えは本書のキモの部分である、 横浜フリューゲルスの前身のチームの歴史を冒頭から追いかけている理由にあるのです。 ノンフィクションにおいて時系列に物事を 追いかけるのは、冗長な感を招くので、 通常はクライマックスシーンから入るのが常かと思います。 しかし横浜フリューゲルス消滅の種は、 Jリーグの前身である日本リーグ時代に蒔かれていたというのが、著者の見立てかと思います。 だから冒頭から時系列に歴史を追っているのです。 歴史の妙を感じずにはいられない極上の ノンフィクションです。
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Jリーグ開幕からサッカーを見ているが、その頃当時週刊だった「サッカーダイジェスト」の購読者でもあり、日本サッカー界についても興味を持っていた。 本書は開幕前の話は興味深く、開幕後の話は懐かしく読んだ。 自分はフリューゲルスのサポーターではなかったが、消滅時から全日空にはわだかまっ...
Jリーグ開幕からサッカーを見ているが、その頃当時週刊だった「サッカーダイジェスト」の購読者でもあり、日本サッカー界についても興味を持っていた。 本書は開幕前の話は興味深く、開幕後の話は懐かしく読んだ。 自分はフリューゲルスのサポーターではなかったが、消滅時から全日空にはわだかまった感情を持ち続けていた。今回本書を読んで、その気持ちに変化は無かった。
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読み応えがあった。「真説・長州力1951-2018」、「真説佐山サトル」でも思ったけど取材がすごいし説得力がある。 Jリーグ発足当時をリアルタイムで知っていた身だけどフリューゲルスの消滅はなんとなくしか知らなくて、フリューゲルスと言えば真っ先ににレゲエの森くんを思い出す程度の思...
読み応えがあった。「真説・長州力1951-2018」、「真説佐山サトル」でも思ったけど取材がすごいし説得力がある。 Jリーグ発足当時をリアルタイムで知っていた身だけどフリューゲルスの消滅はなんとなくしか知らなくて、フリューゲルスと言えば真っ先ににレゲエの森くんを思い出す程度の思い入れだったけれども今見ると驚くような登場人物や当事者がいたり、経営やマネジメントの側面での話などはサッカーとは関係なく面白かったな。オススメです。 あとジャンルは全然違うのだけど、結末があらかじめわかっているという意味でルディ・サーゾが書いた「オフ・ザ・レイルズ」で読み進めるにしたがってランディ・ローズの死に向かって行く時の辛い気持ちを思い出したりもしました。
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