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味なニッポン戦後史 インターナショナル新書140
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味なニッポン戦後史 インターナショナル新書140

澁川祐子(著者)

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味なニッポン戦後史 インターナショナル新書140

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社インターナショナル/集英社
発売年月日 2024/04/05
JAN 9784797681406

味なニッポン戦後史

¥968

商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2024/11/02

旨味、塩味、甘味、苦味、酸味、に加えて、辛味、脂肪味に章を立てる。 旨味というが、昔の日本人は、少なくとも庶民が昆布と鰹節で出汁取ってたわけでもないとか。 味の素にしても精製塩にしても、「人工」的なものに抵抗を感じるのは、戦時中のいろんな代替物とか、統制、食の強制が影響してる...

旨味、塩味、甘味、苦味、酸味、に加えて、辛味、脂肪味に章を立てる。 旨味というが、昔の日本人は、少なくとも庶民が昆布と鰹節で出汁取ってたわけでもないとか。 味の素にしても精製塩にしても、「人工」的なものに抵抗を感じるのは、戦時中のいろんな代替物とか、統制、食の強制が影響してるのかなあとちょっと思った。 食と健康には過敏な日本人だし、あれがいい、これがいい、というとあっという間に右向け右になってしまう感じもあるか。 苦味と酸味は大人の味。 6個目の味候補の脂肪味。 取りすぎるとやばいけど、みんな大好き。 なかなかに面白い。

Posted by ブクログ

2024/10/14

「昭和生まれの私には、もはやついていけない味なのだろうか」 はじまり、の冒頭にあるこの文章のインパクトに吸い寄せられて読んでみた。(とんこつラーメンのことです。一定の年代以上には親近感のわくお話) 単なるエッセイかと思いきや、実際は、基本五味とされる「うま味」「塩味」「甘味」「...

「昭和生まれの私には、もはやついていけない味なのだろうか」 はじまり、の冒頭にあるこの文章のインパクトに吸い寄せられて読んでみた。(とんこつラーメンのことです。一定の年代以上には親近感のわくお話) 単なるエッセイかと思いきや、実際は、基本五味とされる「うま味」「塩味」「甘味」「酸味」「苦味」に加えて「辛味」「脂肪味」の7味について、戦後の生活や文化の変遷と共に語る内容。 うんうん、いろいろ面白い。

Posted by ブクログ

2024/09/15

アジノモトの白い粉。 白い粉は、どうも麻薬だとか怪しいクスリっぽくて、四十代の私は普通に調理に使うことはない。でも、タイに旅行に行くと普通に砂糖、塩、アジノモト、って感じに使ってるんだよね。そして、食べたところで別に体調に悪化はない。 アンチアジノモトの母親に、アジノモトって、旨...

アジノモトの白い粉。 白い粉は、どうも麻薬だとか怪しいクスリっぽくて、四十代の私は普通に調理に使うことはない。でも、タイに旅行に行くと普通に砂糖、塩、アジノモト、って感じに使ってるんだよね。そして、食べたところで別に体調に悪化はない。 アンチアジノモトの母親に、アジノモトって、旨味なんでしょ、何が悪いの?と聞いても理由は要領を得ない。ずーーーっとモヤモヤしていたのだ。 ブクログのおすすめの本にこの一冊が入っていたので、読んでみた。 スッキリ!!!そーいうことなのね!つまり、サッカリンとかの合成甘味料と一緒にされちゃっただけで、グルタミン酸には問題はないのだね。しかも、だしの素とか、本だしとかに、アミノ酸って書かれてるのはつまりはアジノモトであって、わたしたちは知らぬまに食べてるんですね。 ま、だからといってパンダの顔の卓上アジノモトをテーブルにいきなり置いたりはしないけれど。 その他にも塩、甘味、苦味、辛味、脂肪味とこの新書一冊でいろいろと知ることができます。

Posted by ブクログ