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味なニッポン戦後史 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/11/02

旨味、塩味、甘味、苦味、酸味、に加えて、辛味、脂肪味に章を立てる。 旨味というが、昔の日本人は、少なくとも庶民が昆布と鰹節で出汁取ってたわけでもないとか。 味の素にしても精製塩にしても、「人工」的なものに抵抗を感じるのは、戦時中のいろんな代替物とか、統制、食の強制が影響してる...

旨味、塩味、甘味、苦味、酸味、に加えて、辛味、脂肪味に章を立てる。 旨味というが、昔の日本人は、少なくとも庶民が昆布と鰹節で出汁取ってたわけでもないとか。 味の素にしても精製塩にしても、「人工」的なものに抵抗を感じるのは、戦時中のいろんな代替物とか、統制、食の強制が影響してるのかなあとちょっと思った。 食と健康には過敏な日本人だし、あれがいい、これがいい、というとあっという間に右向け右になってしまう感じもあるか。 苦味と酸味は大人の味。 6個目の味候補の脂肪味。 取りすぎるとやばいけど、みんな大好き。 なかなかに面白い。

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2024/10/14

「昭和生まれの私には、もはやついていけない味なのだろうか」 はじまり、の冒頭にあるこの文章のインパクトに吸い寄せられて読んでみた。(とんこつラーメンのことです。一定の年代以上には親近感のわくお話) 単なるエッセイかと思いきや、実際は、基本五味とされる「うま味」「塩味」「甘味」「...

「昭和生まれの私には、もはやついていけない味なのだろうか」 はじまり、の冒頭にあるこの文章のインパクトに吸い寄せられて読んでみた。(とんこつラーメンのことです。一定の年代以上には親近感のわくお話) 単なるエッセイかと思いきや、実際は、基本五味とされる「うま味」「塩味」「甘味」「酸味」「苦味」に加えて「辛味」「脂肪味」の7味について、戦後の生活や文化の変遷と共に語る内容。 うんうん、いろいろ面白い。

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2024/09/15

アジノモトの白い粉。 白い粉は、どうも麻薬だとか怪しいクスリっぽくて、四十代の私は普通に調理に使うことはない。でも、タイに旅行に行くと普通に砂糖、塩、アジノモト、って感じに使ってるんだよね。そして、食べたところで別に体調に悪化はない。 アンチアジノモトの母親に、アジノモトって、旨...

アジノモトの白い粉。 白い粉は、どうも麻薬だとか怪しいクスリっぽくて、四十代の私は普通に調理に使うことはない。でも、タイに旅行に行くと普通に砂糖、塩、アジノモト、って感じに使ってるんだよね。そして、食べたところで別に体調に悪化はない。 アンチアジノモトの母親に、アジノモトって、旨味なんでしょ、何が悪いの?と聞いても理由は要領を得ない。ずーーーっとモヤモヤしていたのだ。 ブクログのおすすめの本にこの一冊が入っていたので、読んでみた。 スッキリ!!!そーいうことなのね!つまり、サッカリンとかの合成甘味料と一緒にされちゃっただけで、グルタミン酸には問題はないのだね。しかも、だしの素とか、本だしとかに、アミノ酸って書かれてるのはつまりはアジノモトであって、わたしたちは知らぬまに食べてるんですね。 ま、だからといってパンダの顔の卓上アジノモトをテーブルにいきなり置いたりはしないけれど。 その他にも塩、甘味、苦味、辛味、脂肪味とこの新書一冊でいろいろと知ることができます。

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2024/07/17

日本人を取り巻く味覚の歴史について、うま味、塩味、甘味、酸味、苦味、辛味、脂肪味という7つの味をそれぞれ解説している。とくに戦後の物資不足のときには調味料が貴重な娯楽の一部になっていた面もあり、現在では敬遠されがちな糖質や脂質といったカロリー源を積極的に摂取していた。様々な意味で...

日本人を取り巻く味覚の歴史について、うま味、塩味、甘味、酸味、苦味、辛味、脂肪味という7つの味をそれぞれ解説している。とくに戦後の物資不足のときには調味料が貴重な娯楽の一部になっていた面もあり、現在では敬遠されがちな糖質や脂質といったカロリー源を積極的に摂取していた。様々な意味で我々の嗜好も時代とともに変化していっている。 たとえばコーヒーは、1960年代までは砂糖をたくさん入れるのが贅沢であり流行っていた。戦後に南洋の製糖農園を失った日本にとっては、砂糖は貴重品であり多くの人々にとって憧れの調味料だったのだ。それが健康志向や肥満忌避といった風潮が高まるにつれて、ブラックコーヒーを飲む割合が高まっていったのは興味深い。 また苦味や辛味といった、本来は人間に対して危険アラートを伝える刺激についても、嗜好が増えてきているのは面白い。カラメルやビール、激辛メニューといったトレンドをみるにつけ、平和な世の中で良かったと感じられる。

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2024/07/15

酸味と苦味こそ人の味覚の複雑さ、面白さというあとがきの一文にはとても共感。 特に酸味好きな自分としては甘くない時代のトマトにどうしたら出会えるのかとふと考えてしまう。 脂肪味についてもこれからどんどん解明されていくんだろうなと思う。

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2024/05/22

1908年・池田博士うま味発見→1927年宮内省御用達 昆布だしから生まれた味の素 中華料理店症候群・科学調味料 だしを取らない、だしブーム 一汁一菜でよいという提案→具材のうま味 2013年和食・無形文化遺産登録→だし見直し 無限レレシピ ご当地塩・塩スイーツ 科学塩vs自然塩...

1908年・池田博士うま味発見→1927年宮内省御用達 昆布だしから生まれた味の素 中華料理店症候群・科学調味料 だしを取らない、だしブーム 一汁一菜でよいという提案→具材のうま味 2013年和食・無形文化遺産登録→だし見直し 無限レレシピ ご当地塩・塩スイーツ 科学塩vs自然塩 高血圧の頻度と食塩摂取量 甘さ控えめ→低糖→ゼロカロリー 甘さを競い合う果物・野菜 1960年代・酢の多様化 食べる→飲む酢 塩梅を忘れた現代の料理 苦くなるチョコレートやビール おいしさをブ-ストする油脂 油を食べよう→油を控えよう 溢れる背徳系と健康系の油脂食品

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2024/05/13

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80417570S4A500C2BE0P00/

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2024/04/13

毎日、何かを飲み食いしている。 様々な味覚があるが、今回は「味覚」に注目した珍しい本。 塩味、甘味、酸味、苦味、うま味は知っているが、第6の味覚として最有力候補があった。 それは「脂肪味」だった。 2019年に九州大学の研究グループが発表したマ...

毎日、何かを飲み食いしている。 様々な味覚があるが、今回は「味覚」に注目した珍しい本。 塩味、甘味、酸味、苦味、うま味は知っているが、第6の味覚として最有力候補があった。 それは「脂肪味」だった。 2019年に九州大学の研究グループが発表したマウスの実験結果が注目されるきっかけとなった。 脂肪酸の味を伝える神経が、他の味とは独立して存在することを発見した。 脂肪味の話は初めて聞いた。 果たして第6の味覚になるか気になるなあ。 食にまつわるだけに話題になれな色々なことを言う人が出てくる。 メディアもワーワー騒ぐ。 味をめぐる様々な話が乗っていて興味深いなあ。

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