商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2024/04/05 |
| JAN | 9784094073492 |
- 書籍
- 文庫
絞め殺しの樹
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
絞め殺しの樹
¥990
在庫あり
商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とにかく暗く重く苦しい内容。気持ちが沈んでいる時や元々メンタルが繊細な方には向かないかなと思って星一つ減らしました。それでも読み進めずにはいられないものがあって、読み応えはあります。 主人公ミサエに数々の苦難が立ちはだかります。 根室で生まれ、幼少期を新潟で過ごし、そしてまた9歳で根室の吉岡家に引き取られ、奴隷のようにこき使われる日々。その中でも、猫の白妙の温もりや、同じ屯田兵村の林家、薬売りの小山田の優しさに触れて、ほんのひとときではあるけれども癒され、運命が動いていく…。 どうか救いがありますようにと思いながら読みましたが、これがなかなか。 後半第2部からは、主人公が変わり衝撃の事実が明るみに出てきますが、雄介の強く生きていくところやそれを支えるユリ叔母さんの優しさにやっと救いがありました。 自分の人生は自分で背負うしかないこと、一つ一つの選択や決断が自分の人生を形成していて全てを受け入れて生きていくこと。それは哀れでも可哀想でもない、誰にでもある、ただそれだけのこと。 一度しかない自分の人生を大切に誠実に生きていきたいと思いました。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
悲しすぎて、読むのが辛すぎた第一部。ミサエの生き様には最後まで共感できなかった。登場人物たちにも薄暗さがつきまとい、不遇の生い立ちを引き摺り続けた負の連鎖がやりきれなかった。第二部に入り、息子に話が移行することでここまでの悲しみが意味を為すことに。衝撃の事実も判明するも希望の光が見えてきたときには心に火が灯った気がした。
Posted by 
木内昇さんの解説の冒頭にあるよう、この作品からは〝においが激しく立ち上″ってきた。 まさに、登場人物の体臭がしてくるのだ。 それ故に嫌なヤツは嫌な臭いが濃く漂い、読んでいてムカムカする。 その世界に放り出されて、逃げたいのに逃げられない読書体験となる。 それは何故か。 第二部...
木内昇さんの解説の冒頭にあるよう、この作品からは〝においが激しく立ち上″ってきた。 まさに、登場人物の体臭がしてくるのだ。 それ故に嫌なヤツは嫌な臭いが濃く漂い、読んでいてムカムカする。 その世界に放り出されて、逃げたいのに逃げられない読書体験となる。 それは何故か。 第二部第一章無花果の、″シメゴロシノキ″のエピソードで、その訳がすとんと落ちてきた。 そう言えば、イチジク属のイヌビワは、イヌビワコバチと言う寄生バチと共生しているという。 相互に深く依存し、一方の破滅は他方の滅亡と言われるほどに。 インドボダイジュも同じイチジク属。 絡みつき、時に傷つきながらも、根室の土地と共生する痛みを体感した。
Posted by 
