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ナチ親衛隊 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪 中公新書2795
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ナチ親衛隊 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪 中公新書2795

バスティアン・ハイン(著者), 若林美佐知(訳者)

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ナチ親衛隊 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪 中公新書2795

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2024/03/18
JAN 9784121027955

ナチ親衛隊

¥1,100

商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2024/11/02

『アンネの日記』や『夜と霧』は読んたことかあった。しかし、ナチス親衛隊そのものについて詳しくは知らない。 そこでナチス親衛隊の続きについてまとめられている本書を手にした。 ヒトラーの護衛チームでしかなかった親衛隊。ナチ党が政権を取ると第三帝国の警察機関を併呑。悪名高いゲシュタポ...

『アンネの日記』や『夜と霧』は読んたことかあった。しかし、ナチス親衛隊そのものについて詳しくは知らない。 そこでナチス親衛隊の続きについてまとめられている本書を手にした。 ヒトラーの護衛チームでしかなかった親衛隊。ナチ党が政権を取ると第三帝国の警察機関を併呑。悪名高いゲシュタポやアインザックグルッペン、強制収容所を運用し、敵勢力を弾圧する。 第三帝国の勃興から終焉までは親衛隊の歴史と言っても過言ではないかもしれない。 本書は、ヨーロッパの人名や地名などの固有名詞がよくでてくるため、日本人の我々には読み進みるのが少し大変かもしれない。しか親衛隊の概要、歴史を知るのにはとても良い一冊であるといえる。

Posted by ブクログ

2024/08/28

SSの前身組織からドイツの降伏、さらに戦後の裁判や評価などについて、コンパクトにまとめている。入門書ではあるが、最新の研究動向もしっかりと包括しているようで、読み応えもある。 全体主義、ホロコーストへの関心から関連する本をある程度読んではいるものの、自分のSSへのイメージはかな...

SSの前身組織からドイツの降伏、さらに戦後の裁判や評価などについて、コンパクトにまとめている。入門書ではあるが、最新の研究動向もしっかりと包括しているようで、読み応えもある。 全体主義、ホロコーストへの関心から関連する本をある程度読んではいるものの、自分のSSへのイメージはかなりステレオタイプだったと思う。 例えば、暴力的な突撃隊に対して、エリート的なSSというのは、この本によると有意な差はない。ヒットラーの親衛隊ということで、ナチズム的な人種主義思想の体現者たちということがポイントかな?ということで、SSへの採用にあたっては、北方系アーリア人的であることが特に重視されたようだ。だが、戦争の進行に伴って、占領地下の「ユダヤ人問題」を解決するため、戦況の悪化に伴い多くの動員、リクルートする必要が生じて、だんだんその要件は緩んでいったようだ。 SSの主要なメンバーの名前がたくさん出てくるが、ほとんどは知らない人々。つまり、戦争中に亡くなったり、影響が低下したりしているので、ユダヤ人問題の最終解決を中心に本を読んでいるとあまり出てこない人がたくさんいたということか。 そして、ヒムラーをはじめ主要なSS幹部は、敗戦時に自殺しているため、結局のところ、何が全体で起きていたのかは藪の中的な状態になる。 そうしたよくわからない中での戦後の裁判やさまざまな研究の紹介の部分がとても有意義だった。 この本の記述を読んでいくと、必ずしもヒトラーが明確な指示しているわけではなく、幹部が指示を解釈して、冷酷な暴力を指示し、それを受けて下部メンバーが組織への忠実さを示すことを競争するかのように過激化していく、というグループ・ダイナミクスが生じているように思った。 戦後、ホロコーストの責任を親衛隊におしつけて、あるいは究極ヒトラー一人におしつけて、ドイツのほとんどの人はやむなかったという安全圏に引きこもり、経済的な復興に邁進したということか。 冷戦という時代もあり、元親衛隊の社会復帰も比較的スムースに進み、人によっては、戦後にも社会的に高い地位、経済的にも成功した人も多かったようだ。 こうしたことはどのようにナチズムを意味づけるかということであるとともに、私たちがそこから何を学ぶか、日本における「戦犯」についてどう考えるのか、倫理的な問いがあると思う。

Posted by ブクログ

2024/07/13

ホロコーストを主導したナチ親衛隊(SS)の歴史と犯罪を伝説的な伝聞を排除して再検証した良書 とにかく名前がたくさん出てきます それだけ多くの人間が主体的な役割を担っていたってことなんだろうね 特に一般の親衛隊員をどこまで罪に問うかってところも非常に難しいんだけど、そこに自らの...

ホロコーストを主導したナチ親衛隊(SS)の歴史と犯罪を伝説的な伝聞を排除して再検証した良書 とにかく名前がたくさん出てきます それだけ多くの人間が主体的な役割を担っていたってことなんだろうね 特に一般の親衛隊員をどこまで罪に問うかってところも非常に難しいんだけど、そこに自らの意思がどの程度あったかって最終的には本人しかわからんもんな〜って思ったり(強制されて断ると自分の生命が危なかったという主張) かと言って全員厳罰に処す!ってなるとやってること同じになってきそうな危険もはらんでてマジムズい とは言えこのようにきちんと検証し続けるってのは大事だと思うんよ そして警鐘を鳴らし続けるんが大事なんよ だってさ、この人類史上最大の悪行を肯定してる人たちも存在していてさ 恐いったらありゃしないよ とにかく鳴らそう!警鐘を! みんなで鳴らしまくろう!警鐘を! カランコロンカランって昔の喫茶店か! めっきり少なくなった純喫茶か!( ゚д゚ )クワッ!!

Posted by ブクログ

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