1,800円以上の注文で送料無料

百年と一日 ちくま文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

百年と一日 ちくま文庫

柴崎友香(著者)

追加する に追加する

百年と一日 ちくま文庫

792

獲得ポイント7P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/03/11
JAN 9784480439437

百年と一日

¥792

商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/07/23

時代に流されながら、またかつての場所に戻る。そこには、まったく知らない何かがあったり、変わらない何かがある。 もしかしたら、違う世界に迷い込んだのかもと思わせたりもする。 人間の歴史がさまざまな形で流されていく中で何かを思い出すと、必ず同じ思いをしているかつての仲間がいたり、時間...

時代に流されながら、またかつての場所に戻る。そこには、まったく知らない何かがあったり、変わらない何かがある。 もしかしたら、違う世界に迷い込んだのかもと思わせたりもする。 人間の歴史がさまざまな形で流されていく中で何かを思い出すと、必ず同じ思いをしているかつての仲間がいたり、時間の進み具合が人によって違っていたり、不思議だけれどなんだか安心できるいくつもの物語

Posted by ブクログ

2024/06/11

長いタイトルを読んで、短い本文を読むという不思議な体験。一行毎に進む時間に、小説家のプロットを読んでいるような気分。

Posted by ブクログ

2024/06/10

まず、目次が細かすぎる文章になっていたことに驚いた。面白い予感がした。短編の一つ一つの要約が目次になっていた。本文はとても細かい描写で、淡々と静かに時が流れていた。 最初の短編〈一年一組一番と二組一番は、長雨の夏に渡り廊下のそばの植え込みできのこを発見し、卒業して二年後に再会し...

まず、目次が細かすぎる文章になっていたことに驚いた。面白い予感がした。短編の一つ一つの要約が目次になっていた。本文はとても細かい描写で、淡々と静かに時が流れていた。 最初の短編〈一年一組一番と二組一番は、長雨の夏に渡り廊下のそばの植え込みできのこを発見し、卒業して二年後に再会したあと、十年経って、二十年経って、まだ会えていない話〉は、目次から私の好きな感じだった。ふとした出会いから、付き合いが永遠に続くわけではない。でも何年か過ぎたときに、思いもかけないところで見かけたり、別の繋がり方で消息を知ったりする。どこかできっと、こんなことがあるよねと思うような物語だった。 一日のうちにあらゆる場所で色々なことがある。それが、時間とともに変わっていきながら、月日が経っていってるんだということを味わえた。当たり前のことなのだけれど、時の流れを感じる時間を客観的にもてるのは、いい時間だった。図書館本なのだけれど、手元に置きたい1冊になった。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品