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中世ネコのくらし 装飾写本でたどる
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中世ネコのくらし 装飾写本でたどる
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
猫好き、中世写本好きには見逃せない本。 キリスト教の絵画には他の動物と比べてあまり猫が出てくることがないと思っていたけど、写本には結構描かれているのは意外。 そもそも猫はねずみを取るために飼われていたのだが、修道士の中には猫をペットとして飼っていた人もいたとか。 でも、黒猫は悪魔...
猫好き、中世写本好きには見逃せない本。 キリスト教の絵画には他の動物と比べてあまり猫が出てくることがないと思っていたけど、写本には結構描かれているのは意外。 そもそも猫はねずみを取るために飼われていたのだが、修道士の中には猫をペットとして飼っていた人もいたとか。 でも、黒猫は悪魔の使いとして忌み嫌われ、火あぶりにされたり塔から落とされたり、長い間受難にあってきた。 描かれている猫も可愛くはない。当時の人々の認識はネズミを咥えた邪悪な姿なのだろう。 また、猫はサバトラや赤茶が多く、三毛や白黒がいないのはなぜ。ヨーロッパにはあまりいなかったのかな。 ちなみに、猫の呼び名にはギブが一般的だったそう(ギルバートから) 日本だとタマみたいな感じかな フルカラーで写本の絵が全ページ多数掲載 文章少なめ ざっくりとした入門書的な一冊
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中世(5~16世紀)の写本の中にネコがいる。 描かれたその姿から、当時のネコに関する人々の 様々な考えや思いを解き明かしてゆく。 訳注、参考文献有り。 大英図書館の中世文書コレクションである写本に描かれたネコ。 写本の余白に描かれたイラスト“マージナリア”にも登場。 だが、それ...
中世(5~16世紀)の写本の中にネコがいる。 描かれたその姿から、当時のネコに関する人々の 様々な考えや思いを解き明かしてゆく。 訳注、参考文献有り。 大英図書館の中世文書コレクションである写本に描かれたネコ。 写本の余白に描かれたイラスト“マージナリア”にも登場。 だが、それらのネコについてはほんの少しだけで、 メインは当時のネコ雑学。ネコの名前、値段、修道院のネコ、 毛皮屋、儀式の生贄や虐待、食料難に薬用。行動等の描写。 動物寓話、ことわざや比喩、楽器(ネコとバイオリン)など。 ある意味不気味なネコの絵が多いのは、 悪魔や魔女との関係や魔力の言い伝えなどの影響かもしれない。 ネズミと一緒に描かれる絵は、当時のネズミ捕りのイメージ。 時折、ネコらしいフォルムや可愛い姿があるのは、 絵を描いた人がペットとして愛玩してたのかなと、 想像してしまう。そして、ネコの足跡のインクの染みがついた 本の画像は載せて欲しかったです。
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本文が短くあっさりした印象。 本文と挿絵が関係ないので、少しは関連ある方が良かった。最後の「猫の足跡」の写真が無くて残念。 中世だから仕方ないが、猫が全くかわいくなかった。 19世紀頃の画家ウェインの伝記に「ウェインの前には、猫をかわいいものとして描く画家はいなかった」と書いて...
本文が短くあっさりした印象。 本文と挿絵が関係ないので、少しは関連ある方が良かった。最後の「猫の足跡」の写真が無くて残念。 中世だから仕方ないが、猫が全くかわいくなかった。 19世紀頃の画家ウェインの伝記に「ウェインの前には、猫をかわいいものとして描く画家はいなかった」と書いてあったのを思い出した。
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