悪魔の審判

神永学(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2024/02/21
• JAN: 9784065338186

商品レビュー

2024/09/14

前巻までは普通は使わない登場人物たちの言葉遣いなど、特に女性の言動行動に違和感があったものの、そこは目を瞑れるくらいの勢いで読んでいた。
たしか2巻で「似合ってるわよ」とかいうセリフが出てきた時、急にこいつ何キャラだよって気持ちでスペキャ顔になりました。せめて「〜わ」とか「〜わよ」とかは使わないほうがいいと思う。
この3巻は、冒頭から実在する人物の名前をもじってきている上に、作者の思想とかが透けて見えてかなり気分が盛り下がる。
これまでは、設定や描写などで多少気になることあっても、まあファンタジーだしっていう気持ちで流せてたのに、下手くそなSNSの使い方みたいに中途半端に現実を結びつけてくるような描写がでてきたおかげで、些細なことはいいからストーリーを面白がろうと努力する気持ちが折れた。

2024/09/02

オーナーの正体がわかっていないので続くということね。楽しみ。こんな特殊能力があったら、日々の生活が大変そう。

2024/09/01

「第一章 復活」
母に似た女性を求め。
最期の瞬間まで居たのは間違いないが、殺しを行った人物が別人だから余裕なのだろう。
自身のことしか考えられないからこそ、損得で検討した結論が残酷なものでも生きているより平気なのだろ。

「第二章 飽食」
自分で食材は絞める。
世界に向けてロックもなしに配信していたのであれば、どこからか情報は獲れないのか。
食材を知らなかったからこそ偏見を持たずに旨味だけを追求し、その後も気にすることはなかったのだろう。

「第三章 審判」
麻袋の中で見た終焉。
誰か一人でも冷静に物事を考え動ける人間がいたら、言葉巧みに誘導されなかったかも。
視覚のみの映像であれば何をしたとしても、無抵抗になった瞬間に悪は反転してしまうから怖いことだよな。