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人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 ハヤカワ新書019
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2024/02/20 |
JAN | 9784153400191 |
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人間はどこまで家畜か
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
我々、現代人は資本主義の家畜なのかもしれない。ボクたちは、一見すると、自由主義に乗っ取った生活様式を取っているが、はたして本当に自由と言えるのだろうか。毎日学校や職場に行かなければならないという生活は、はたして自由といえるのだろうか。現代社会を丸ごとメタ認知させてくれる良書です。
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社会からの押し付けに生きづらさを感じつつも、社会によって生きやすくもなっている。生きやすさに傾斜しすぎて生きづらくならない観点を持ちたい。また思考停止のまま社会からの押し付けに流されないよう個人も考えていく必要がある。
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第四章 「家畜になれないものたち」が面白かった。発達障害という言葉は現在当たり前のようになっているが、現在の家畜化(著者はフーコーの生政治を解説として用いる)についていけない人でないのかという考察。しかし、Dv加害者や、ジャイアンのような子供も、昔はそういう人はありふれていた、だ...
第四章 「家畜になれないものたち」が面白かった。発達障害という言葉は現在当たり前のようになっているが、現在の家畜化(著者はフーコーの生政治を解説として用いる)についていけない人でないのかという考察。しかし、Dv加害者や、ジャイアンのような子供も、昔はそういう人はありふれていた、だから彼らも家畜化されにくい人であり今は管理する対象となっているという考察は、やっと現在声を上げられたハラスメントの被害者に対するバックラッシュではないかと感じる(著者のいう、「昔」はそのような被害者自体ないものとされ、中には自殺に追い込まれた人もいるだろう)adhdのような疾患の考察と、権力の勾配がある話とは別に考えた方が良いかと思う。 著者は最後にすこしだけ、「女性に優しい社会を目指そう」と提言するのだが、「家畜化」が男性中心主義であることが、問題の根っこの本質ではないか。他の章でももう少しジェンダーの視点を持って考察してほしかった。
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