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別れの季節 お勝手のあん ハルキ文庫時代小説文庫
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別れの季節 お勝手のあん ハルキ文庫時代小説文庫

柴田よしき(著者)

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別れの季節 お勝手のあん ハルキ文庫時代小説文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2024/02/14
JAN 9784758446198

別れの季節

¥770

商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2024/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「お勝手のあん」シリーズ第9弾。  薬問屋に嫁ぎ、息子が生まれたお小夜が里帰りする。生まれた子供は片足の膝から下がなく、聾者であった。幼いが文字も書けて賢く、お小夜夫婦はかわいがっているが、薬問屋の評判に関わるため、外に出せない。夫は店を親戚に譲り、長崎で新しく商売を始めることに決めた。引っ越しするにあたって、2年ほど、あんに料理人として一緒に来て欲しいと頼まれるが、あんは行かないことに決める。  紅屋では、大旦那さん夫婦の隠居が決まり、別の屋敷を構えることになった。あんは紅屋の料理人として働くことになり、住み込みの奉公人ではなくなった。雇い人として、おしげさんと同じ長屋に一人暮らしをする。  あんももう20歳か。この時代ならじゅうぶん一人前の年齢なんだろう。本作ではお小夜さんのエピソードが衝撃だった。今まで穏やかな作風だったので、つらい展開になったと思った。でも、お小夜さんの負けん気の強さと、夫婦の仲良さがあれば乗り越えるストーリーが読めるのではないかと期待。あんは長屋に一人暮らしするし、新しい人間関係もできて、まだ話は広がっていきそう。

Posted by ブクログ

2024/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お小夜ちゃんとこの清太郎ちゃん、びっくりしました。しかしながら本当に利発ですね。3歳で文字書けるの!?すげぇじゃん!! 今後はなかなか会えなくても、お手紙はやり取りできるもんね。今生の別れじゃない。そう信じたい。 おやすちゃんも料理人としてどんどん成長していきますが、お披露目されるとまたいろんな問題や悩みが増えるんだろうなぁ。 大人になるということは、自分の人生に責任を持つということ。そして自分で決めて切り開くこと。その腹を決める時期が、やすにもお小夜ちゃんにもきたってことですよね。早く大人になりたいというとめ吉と、今のままでいたいと願うやすの気持ちのコントラストも切なく感じました。 おやすちゃんももう20歳かぁー。今後は料理人としてどんな成長をして行くのでしょう。楽しみですが、私が大好きなおいとさんの所に行く機会は少なくなりそうでちょいと寂しいです。

Posted by ブクログ

2024/06/29

お勝手のあんシリーズ最新作。 タイトルの「別れ」とは誰との「別れ」を意味するのか、ハラハラしながら読んだ。 やすを拾ってくれた大恩人、大旦那さんが隠居するというから大旦那さんなのか。 お勝手をやすに任せるほど料理人として指導してくれた政一がどこかへ行くのか。 やすを親友として接し...

お勝手のあんシリーズ最新作。 タイトルの「別れ」とは誰との「別れ」を意味するのか、ハラハラしながら読んだ。 やすを拾ってくれた大恩人、大旦那さんが隠居するというから大旦那さんなのか。 お勝手をやすに任せるほど料理人として指導してくれた政一がどこかへ行くのか。 やすを親友として接してくれるお小夜さまからの手紙には思わぬことが書いてあり、そのことがタイトルに繋がるのか。 ここまで長いシリーズになると思わず軽い気持ちで読み始めたが、やすをはじめ様々な登場人物のその後や成長を追えて感慨深い。 可愛い男の子と思っていたとめ吉が心身共に成長して嬉しい一方で、かつて紅屋を出た勘平のその後は史実を思うと心配。 おうめさんとの息が合うようになる一方で、やすは異国の食材や料理に興味を持ち始める。 政一もやすに対し、やすが紅屋に収まらない料理人になるときが来ることを予言している。 そしてお嬢さん育ちのお小夜さまが妻として母として生きている。 やすはかつてプロポーズを断り料理人として生き続ける決心をしたことがあった。だがそのときのやすには自分がどんな料理人になりたいのかというはっきりしたイメージはなかった。 それが今回のことで将来的なイメージが少し湧いてきたようで嬉しい。 その決断には痛みも伴うことではあるけれど。 やすとお小夜さまの友情が良い。お小夜さまの夫の清兵衛も強い人だった。清太郎の成長にも期待したい。 最後の一文はこのあと歴史が大きく動くことを意味している。激動の幕末から明治の世の中で、やすがどのように生き成長するのか見守りたい。

Posted by ブクログ

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