商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2024/02/08 |
JAN | 9784344433632 |
- 書籍
- 文庫
ミトンとふびん
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ミトンとふびん
¥693
在庫あり
商品レビュー
3.8
37件のお客様レビュー
死ぬということが、生きることの一部で、それはすごく個人的なものなのだということを、悲しいけれど、鬱々とした感じはなく伝わってきた。
Posted by
だいぶ空いたけど、エッセイではないモノを求めていたので。もしもし下北沢はずーっとローギアで亡くなった親を思い出しては立ち止まる、この世の終わりだけど生きていかないといけない物語で嫌いじゃないむしろ求めているので。今回は母親が亡くなって1人ぼっちの状況の色々パターンですかね、イタリ...
だいぶ空いたけど、エッセイではないモノを求めていたので。もしもし下北沢はずーっとローギアで亡くなった親を思い出しては立ち止まる、この世の終わりだけど生きていかないといけない物語で嫌いじゃないむしろ求めているので。今回は母親が亡くなって1人ぼっちの状況の色々パターンですかね、イタリアの親友の婚約相手の友達と寝たとか翌日旦那に電話するとか、親友の死で心が弱っていてとか、別なゲイの場面では旦那の愛人に子供が出来るまで気づかないとか、自分には最後まで分からない多数あった。ただ愛情は奪うものではなくてそこにあるものだとか訴える骨組みは変わらないなぁって あっ谷崎潤一郎賞なんだね、自分もしもし下北沢の方が好きっす
Posted by
旅をテーマにした6つの短編小説。 嬉しいことも、悲しいことも、幸も、不幸も、これまでの人生のいろいろが同じ比重で並べられていて、その光景を旅先で眺めているような切なさと心地よさがありました。 過去の様々な出来事は、記憶の忘却や塗り替えによって別のものに形を変えていきます。 過ぎた...
旅をテーマにした6つの短編小説。 嬉しいことも、悲しいことも、幸も、不幸も、これまでの人生のいろいろが同じ比重で並べられていて、その光景を旅先で眺めているような切なさと心地よさがありました。 過去の様々な出来事は、記憶の忘却や塗り替えによって別のものに形を変えていきます。 過ぎたこと、失ったことも消えるわけではなく、生きている限り、自分の中でずっと続いていくのだと改めて思いました。 今いる場所を離れ、旅先の非日常の空間で俯瞰して自分を客観視するような豊かな時間を持ちたいものですが、旅に出ることができない時も、こうして読書をすることで喪失と再生の繰り返しを疑似体験できるのは幸せなことです。 折に触れて何度も読み返したい作品です。
Posted by