商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 里山社 |
発売年月日 | 2024/02/05 |
JAN | 9784907497200 |
- 書籍
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〈寝た子〉なんているの?
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〈寝た子〉なんているの?
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商品レビュー
4.8
14件のお客様レビュー
私は西日本で育ったので、部落問題について小学校の道徳の授業で何回か時間をかけて習った記憶があります。でも正直に言うと、結局部落ってどこにあるの?という感覚でいまいち身近に感じないまま、なんとなくわかった気になっていました。でも本当はすごく身近にあったはずなんです。 著者の幼少期...
私は西日本で育ったので、部落問題について小学校の道徳の授業で何回か時間をかけて習った記憶があります。でも正直に言うと、結局部落ってどこにあるの?という感覚でいまいち身近に感じないまま、なんとなくわかった気になっていました。でも本当はすごく身近にあったはずなんです。 著者の幼少期から大人になってからの子育て期まで、解放運動のことや著者の思考の揺れ、変遷を丁寧に書かれていて、とてもわかりやすかったです。 タイトル見た時からずっと気になっていた本だったので、読めてよかった。でもどこかで、著者の熱意や意思の強さに圧倒され置いていかれる感覚もありました。どう表現したら良いのか分かりませんが、ちょっと苦しかった。すごく正しくて。 羨望なのかもしれません。強い思いを曲げることなく、突き進める著者を。子どもをのびのびと育て意思を尊重する事ができることを。 変だと思うことでも飲み込みながら、もしくは当たり前だと疑いもせずに、無意識に目立たないようにしている自分。マジョリティの中でくすぶってる自分がとても情けなく感じるのです。 でもやっぱり読めてよかった。人間は自分で考えないとダメですね。これからは、知ること見ること伝えることから逃げないように生きていきたい。
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丁寧に丁寧に書いてあるので、読んでてすごく辛かった……わたしはこの日本においてはマジョリティ側だから、自分の生き方、生活の端々まで問い直されているような気持ちになった。 この罪悪感と向き合うのは辛いという気持ちを感じてしまうけれど、この著者の方も、被差別側でもあると同時、差別側で...
丁寧に丁寧に書いてあるので、読んでてすごく辛かった……わたしはこの日本においてはマジョリティ側だから、自分の生き方、生活の端々まで問い直されているような気持ちになった。 この罪悪感と向き合うのは辛いという気持ちを感じてしまうけれど、この著者の方も、被差別側でもあると同時、差別側である自分とも向き合う描写があったことで、わたしもやらなければという気持ちにさせられた。
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見えづらい差別構造と、マジョリティ側として認識しづらい部落差別について、とても丁寧に書かれていて分かりやすかった。 教育関係者として、フリースクールを選択することとか、君が代を歌うこととか、自分が無自覚に誰かを攻撃していた可能性に気づいてゾッとしたと共に、ここで気づけて良かったな...
見えづらい差別構造と、マジョリティ側として認識しづらい部落差別について、とても丁寧に書かれていて分かりやすかった。 教育関係者として、フリースクールを選択することとか、君が代を歌うこととか、自分が無自覚に誰かを攻撃していた可能性に気づいてゾッとしたと共に、ここで気づけて良かったなぁと思った。 誰しもマジョリティでマイノリティであるのだからきちんと考えていきたいし、まず知って、勉強して、間違った発信を正していきたいと思う。
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