商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2024/01/29 |
| JAN | 9784152103017 |
- 書籍
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細胞 生命と医療の本質を探る(下)
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細胞 生命と医療の本質を探る(下)
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商品レビュー
5
7件のお客様レビュー
生物学はこんなに面白いことを学んでいるのか、と憧れた。前作の「遺伝子」よりも、著者の哲学がもっと前面に出ているように感じる。 キラーT細胞の特徴を2つの質問で表現したところは鳥肌が立った。「私が今調べているのは自己だろうか?自己は変化してしまったのだろうか?」ミクロの細胞の話...
生物学はこんなに面白いことを学んでいるのか、と憧れた。前作の「遺伝子」よりも、著者の哲学がもっと前面に出ているように感じる。 キラーT細胞の特徴を2つの質問で表現したところは鳥肌が立った。「私が今調べているのは自己だろうか?自己は変化してしまったのだろうか?」ミクロの細胞の話でありながら、仏教的、哲学的な内省へと誘われるすばらしい表現だと思う。輪廻転生を信じるインド人が多い中で、「転生を信じない」立場を宣言したのも著者らしい。生物学・医学的で合理的な本の内容に、ほどよい量の著者の哲学がブレンドされていて、宗教的な思想に偏りすぎていないので安心して読めた。 細胞は、謎だらけで奥が深すぎる。数百年の間、数多くの科学者が挑んでは消えていくことを繰り返して積み上げてきたけれど、まだわからない。特に、がん。上巻から下巻にかけて、本書内で様々な細胞について学び、それぞれの働きの合理性や美しさに納得したり感動してきたからこそ、余計にがんがわらかない。恐ろしいと感じるよりも「なぜ?」の連続で、迷宮に突き落とされるような感覚になった。 本書の内容とは関係ないが、時間をかけても全容に未だ辿り着けない生物学に対して、「テック系」に対する人類の繁栄速度は凄まじいと改めて思った。正解やルールがわかっているものに対して、人間は強い。でも、細胞のような自然が作ったブラックボックスを解き明かせるほどまでは、まだ賢くはない。 生物学で今持っている知識を使って、目の前の問題を解決できるように技術を活かそうとする。それによってニューヒューマンという世界に踏み込んでしまうのは必然だったのかもしれない。個人的には、そっちに行くにはまだ少し早いんじゃないかと思った。それでも人類は歩みを止めない。だからこそ、この先を見守っていきたい。 それと、本書に出てきたカズオイシグロさんの「わたしを離さないで」は私も読んだ。ムカジーさんの言う通り、最も謎めいた小説だと私も思う。
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大学生の時に出会いたかった本だ!!! 免疫学習ったけど分からない…という人には、これを読んでほしい。科学者が悩み、一つずつ謎を解決していった話が、体験談として免疫学を理解するのに役立つ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作「遺伝子(上)」を衝撃持って読了し、本作に期待するところ大きかった。が、細胞というテーマ範囲が広大だ。「細胞発見史、細胞病理学の誕生、細胞内の組織の説明、細胞分裂、胚、体外受精、血液、免疫、新型コロナ、心臓、腎臓、脳の神経細胞、骨髄、幹細胞、がん」とかなり多岐にわたっている。一貫性がなく、上下2巻としてまとまりにかけている。 個々のエピソード、特に研究者の伝記としてみると非常に面白い。しかし寄せ集めの感は否めない。一つのテーマが互いに関連を欠いている。内容はかなり専門性が高いが図版学少なく正確な理解には他の専門書が必要なのも難点。 語り口はとても上手。本書を通読できたのはその文才による。
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