商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 大和書房 |
発売年月日 | 2024/01/18 |
JAN | 9784479394198 |
- 書籍
- 書籍
「推し」で心はみたされる?
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
「推し」で心はみたされる?
¥1,760
在庫あり
商品レビュー
2.9
14件のお客様レビュー
「推し」という行為を自己愛から、説明した内容。 前半の推しは、いわゆる鏡映自己対象と理想化自己対象で説明できること。そして、所属欲求と承認欲求を満たせうることとあったことが自分の中でのピークでした。 そのあとの内容は、特に印象に残らず、読み物としても専門書としても現段階では参考に...
「推し」という行為を自己愛から、説明した内容。 前半の推しは、いわゆる鏡映自己対象と理想化自己対象で説明できること。そして、所属欲求と承認欲求を満たせうることとあったことが自分の中でのピークでした。 そのあとの内容は、特に印象に残らず、読み物としても専門書としても現段階では参考にならないと感じ途中で断念した。
Posted by
推しがいるオタクにはぜひとも読んでほしい1冊であった… SNSが生まれ、推し活がより大規模に気軽になったことで「萌え」から「推し」に変わり、社会も変化してきたなかで「推し活」が個人にどのような影響をもたらすか、どういった欲求を満たしているのか。その功罪と「推し」や「推し活」と上手...
推しがいるオタクにはぜひとも読んでほしい1冊であった… SNSが生まれ、推し活がより大規模に気軽になったことで「萌え」から「推し」に変わり、社会も変化してきたなかで「推し活」が個人にどのような影響をもたらすか、どういった欲求を満たしているのか。その功罪と「推し」や「推し活」と上手く付き合っていくための心がけがまとめられている 現在の「推し」や「推し活」は承認欲求と所属欲求を満たすものでもあり、つまりそれは自己愛(ナルシシズム)を満たすものであるとしている。しかしながら、それら自己愛(ナルシシズム)や承認欲求と所属欲求を悪いものだとはせず、あくまでも付き合い方が重要であると熊代氏はこの本で書いている 自己愛(ナルシシズム)を過度に求めすぎても求めなさすぎても、それはそれでその人自身のモチベーションや人生の幸福度が低下するというのだ 現代人は他者とのつながりが必要最低限となり、他者を通じて承認欲求と所属欲求を満たす経験や、また他者を完璧なものとせず、ある程度の意見の相違や完璧ではないという幻滅経験を積むことも少なくなり、また合わない人間とはいつでも気軽に縁が切れるようになったことから、人間関係を継続していくことも困難な環境に置かれている そのうえで、「推し」や「推し活」と通じて他者との関係を深めていくことの重要性を説き、それが「推し」へ清廉潔白さや完璧さを求めないことや「推し」は同じでも考えや価値観が違う人と人間関係を継続して、承認欲求と所属欲求を満たし満たされ、双方自己愛(ナルシシズム)を満たしていくことが人生において幸せなのではないかという本であった 「推し」には3次元の存在もいれば2次元の存在や作品そのものが「推し」ということもあると思うが、「推し」へ完璧さを求めることも、意見が異なるオタク仲間と関係を切りたくなる、訂正してやりたくなるというのも、自己愛(ナルシシズム)を上手く満たせないというところに帰結するような気がした また資本主義においては「推し活」は経済と結びつきやすく、自己愛(ナルシシズム)を満たしたいという欲求を上手く利用されてしまうことも考えられることであり、「養分」と見なされていないかを考えることが必要になるということであった 昨今のSNSで激化する「推し」や「推し活」への否定的な意見を認めないというのも、この1冊を読めばだいたい説明がつくと思う 『推し」とは「推し活」とは何かを考えた人は読む価値があると思う
Posted by
令和の時代から切っても切り離せないのが「推し」または「推し活」という言葉である。この本はそんな「推し・推し活」という営みがもたらす心理的充足感について解説している。第一章ではSNSの歴史や「推し・推し活」という言葉の普及の歴史について、第二章・三章では「推し」がもたらす心理的充足...
令和の時代から切っても切り離せないのが「推し」または「推し活」という言葉である。この本はそんな「推し・推し活」という営みがもたらす心理的充足感について解説している。第一章ではSNSの歴史や「推し・推し活」という言葉の普及の歴史について、第二章・三章では「推し」がもたらす心理的充足や承認欲求、ナルシシズム、またそれらを満たすための現代の手段と心理的成長の難しさについて、第四章では、そのような心の充足の問題に対してどのように気を付ければ良いか、どのような姿勢で「推し」や「推し活」に向き合っていくべきかについて、さらに第五章では中高年や高齢者まで視野に入れた「推し」とその充足について記されている。 私はこの本を読み、「推し」や「推し活」を通して上手に自分と向き合うこと、さらに その「推し」や「推し活」とどう適切に付き合っていくかについて考えることができた。昨今、「推し」や「推し活」という言葉を耳にしない日はない。「推し」がいることや「推し活」をすることが当たり前な時代となった。そんな時代だからこそ私は色んな人にこの本を読んでほしいと感じる。
Posted by