生成AIで世界はこう変わる SB新書642

今井翔太(著者)

• 販売会社／発売会社: SBクリエイティブ
• 発売年月日: 2024/01/09
• JAN: 9784815622978

商品レビュー

2024/10/20

生成ＡＩを含めたＡＩの知識を再整理できるとともに、現在の技術動向について一端を知ることができる。

【概要】
●生成ＡＩの主要な技術
●生成ＡＩによる仕事の変化
●生成ＡＩを考慮した「創作」の意義
●生成ＡＩによる将来への影響・問題・展望

【感想】
●本書では、ＡＩの歴史において生成ＡＩの誕生を一つの転換点として捉えており、その詳細として、生成ＡＩに関し知っておくべき技術、影響、未来が書かれている。
●特に、拡散モデルや生成ＡＩをツールと連携させる手法の研究についての情報は個人的に勉強になった。また、ポランニーのパラドックスとモラベックのパラドックスに関する記述は興味を持つことができた。
●現時点において、生成ＡＩが得意とするのは「既存のアイデアの新しい組み合わせを高速に生成し探索できること」であるが、人にしかできないと言われる「革新的創造性」を生成ＡＩが行えるようになる日が来ると、生成ＡＩの活用法は更に拡大されていくのであろう。

2024/10/19

特に第二章は大学生の自分には難しく、読み直す必要があった。

一貫して感じたことは生成AIによって世の中は劇的に変化している、変化し続けるということ。昔、カメラが開発された際に絵や美術の存在が危ういのではないかという意見が上がった。しかし、全くそんなことはなく、今では写真と美術の共存がなされている。

生成AIと人間もそのようになると私は考える。

2024/10/14

AIの仕組みの説明は複雑でわかりにくかった。でもAIがたくさんの文章から穴埋め問題的に言葉、回答を覚えていくプロセスはわかりやすかった。パソコンとかのマンパワーが、AIの性能に影響を及ぼす。

AIによって変わる仕事、きえる仕事は明確に区別しないといけない。エンジニアの仕事の一部はAIに持っていかれるが、うまく役割を分担すれば人間しかできないことを見つけ、シナジー効果でさらによい技術を見出せるかもしれない。

AIが苦手な仕事は複雑な仕事でなく単純な人間が無意識でやっている行動。

Aiは倫理観はないので、そこをどう教育するかが課題。