1,800円以上の注文で送料無料

文庫旅館で待つ本は
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

文庫旅館で待つ本は

名取佐和子(著者)

追加する に追加する

文庫旅館で待つ本は

¥1,760

獲得ポイント16P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/12/18
JAN 9784480805133

文庫旅館で待つ本は

¥1,760

商品レビュー

4

31件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/06/07

穏やかな筆致で、心静かに読めた。(並行してとてもハードな韓国映画を見ていたので、箸休め的な) 取り上げられている5冊の名作。タイトルは知っていても読んだことがない。すぐにでも読みたくなった。 最後の大どんでん返し。それまでの穏やかさがぶっ飛ぶような展開だが、やはり穏やかにじんわり...

穏やかな筆致で、心静かに読めた。(並行してとてもハードな韓国映画を見ていたので、箸休め的な) 取り上げられている5冊の名作。タイトルは知っていても読んだことがない。すぐにでも読みたくなった。 最後の大どんでん返し。それまでの穏やかさがぶっ飛ぶような展開だが、やはり穏やかにじんわり終結した。

Posted by ブクログ

2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「旅館の若女将・円が、宿泊客と同じ"匂い"のする本をオススメする」という設定からして、本好きの興味をそそられる。 旅館を訪れるのは、プロポーズを控えた友人カップルと一緒にやってきた男性、すっかり関係が冷えきってしまった夫婦、目に見えないものが見える息子とその母、塾講師のアルバイトをしている大学生とその教え子(中学生)4人組。 それぞれ各章ごとにエピソードが描かれる。 章ごとに完結するのだが、最後の5章が、それまでの章を巻き込んで展開されるエピソードで、古書に託された運命と業の深さに圧倒された。 円が本を読めない体質なので、客に「これを読んで、内容を私に教えてください」と言ってオススメ本を渡すのだが、渡された客は本を読みながら、表に出せなかった自分の本当の気持ちと向き合うことになる。 本の感想を聞きながら、その時の気持ちを深掘りして質問していく円はまるでカウンセラーのよう。 そして自分の後ろめたい思いに気づいてしまった彼らの罪悪感や戸惑いを、円の言葉が救ってくれる。 本を読むことは、自分の内面と向き合うきっかけになること。物語の中に真実を探すこと。 それこそが物語を読む醍醐味だと、実感することができた。 最後の章は予想外に重い内容だったけれど、読み終わった後は、全てが救われた気持ちになれた。

Posted by ブクログ

2024/06/04

タイトルに惹かれて読みました。 文庫旅館ってあったら行ってみたいですね。 5章立てで、各話でお話しがまとまっています。 とても読みやすかったです。 正直最初の方のお話しは本人がなんとかフタをしてきた事をレリゴー的な解決で、いいのかな?と思いました。 ただ、最終盤、文庫旅館にまつ...

タイトルに惹かれて読みました。 文庫旅館ってあったら行ってみたいですね。 5章立てで、各話でお話しがまとまっています。 とても読みやすかったです。 正直最初の方のお話しは本人がなんとかフタをしてきた事をレリゴー的な解決で、いいのかな?と思いました。 ただ、最終盤、文庫旅館にまつわるこれまでの伏線が回収されていく部分はくぎづけで一気に読み切ってしまいました。ここは面白かったです。 重いお話しもありますが、全体的に暗くならず、若女将さんに読者も救われていると思います。 あと、個人的にはかき氷やレモンケーキなど、文庫ででてくるおやつが魅力的でした。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品