なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか？

平野薫(著者)

• 販売会社／発売会社: ダイヤモンド社
• 発売年月日: 2023/12/13
• JAN: 9784478117644

商品レビュー

2025/11/01

ものごとを数字で考えるクセをつけて、いくための一冊。著者は冒頭で、本書について、「世の中の身近な疑問を数字で解き明かしながら、気づきの力と数字で考える習慣を身につけるための入門書」としています。
タイトルを見たときは、生活習慣や無意識に行ってしまう行動を考えるような感じかと思っていましたが、内容は少し違うものでした。
昔ベストセラーになった、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか？』『食い逃げされてもバイトは雇うな』『スタバではグランでを買え！』あたりの流れといったものでした。雑学としては面白いテーマもあるわけですが、これらベストセラーを読んだときほどの印象は残らない感じでした。それしても、このタイトルはちょっと内容と合ってなかったような、という気もしています。最後に、数字を使って考えることでアウトプット力を鍛え、それがコミュニケーション能力向上につながる、ということを書いていますので、続編があるとすれば、こういった内容を読んでみたいという気がします。
著者は、ビジネスマンのための養成講座シリーズなど、多数の著書を持つ小宮一慶さんの会社のかたということです。小宮さんも、数字力の本があったと思いますので、その流れを踏襲しているのかもしれません。

＜目次＞
まえがき　世の中の「違和感」にフォーカスし、数字で考えるクセをつける
第１章　なぜ駅前の古びた靴屋さんはお客さんが来ないのに営業を続けられるのか？-街中で気になることを数字で考える
第２章　なぜ新幹線の駅は片側だけ発展しているのか？-観光ビジネスの謎を数字で考える
第３章　なぜ圧倒的な実力を持つ競走馬は勝てるレースがあっても、若くして引退させるのか？-スポーツ業界の謎を数字で考える
第４章　なぜビットコインが高騰すると地球温暖化が加速するのか？-世の中の変化を数字で考える
第５章　なぜつけ麺は大盛無料でも儲かるのか？-会社の儲けの仕組みを数字で考える
第６章　なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか？-人の行動特性を数字で考える
第７章　なぜ少子化なのに塾が増えているのか？-社会の疑問を数字で考える
あとがき　数字力だけでなく、コミュニケーション能力も高める方法

2025/08/02

●2025年8月2日、築地の座談会の日。有楽町／交通会館内・三省堂書店 有楽町店にあり。2階。

逆じゃないのか？と思って気になった。

2025/05/17

数字を制するものは、人生を制する

年々数字に弱くなっている。諦めてしまうのではなく、なにか感じた違和感になぜだろうと考えるクセをつけるだけでも変わってくるのかもしれない