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台湾の本音 “隣国
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台湾の本音 “隣国"を基礎から理解する 光文社新書1287

野嶋剛(著者)

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台湾の本音 “隣国

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2023/12/13
JAN 9784334101701

台湾の本音

¥946

商品レビュー

3.7

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2026/01/10

我々が日常的に使う台湾という国名は、正式には中華民国である。大陸中国が中華人民共和国、共和国を名乗るのに対して、中華民国は共和国ではない、民の国である。これは名付けの孫文が説明する様に、海外ではすでに民主化が進み、多くの国が共和政という名の下で民主政治を施行しているが、遅れていた...

我々が日常的に使う台湾という国名は、正式には中華民国である。大陸中国が中華人民共和国、共和国を名乗るのに対して、中華民国は共和国ではない、民の国である。これは名付けの孫文が説明する様に、海外ではすでに民主化が進み、多くの国が共和政という名の下で民主政治を施行しているが、遅れていた自分たち(中華民国)が民の力でそれに性急に追いついていく事を信念とし、国名にその決意(民の国)を表したと言える。 本書の筆者は学生時代を中国(長春)、香港(返還前)、そして本書のメインである台湾で過ごした経験を活かして、今の(2023年時点)台湾が自分たちの国の在り方をどの様に考えているかについて説明する内容となっている。日本では多くの人が「台湾は中国からの独立を目指している」という認識を持っているだろう。また、一昔前なら(蒋介石時代)、国共内戦に敗れた国民党政府が、一時的に避難した先が台湾であり、今なお大陸中国を支配する共産党勢力を武力闘争によって、大陸から追い出す事を夢見ていると考える様な時代もあった。勿論、今の台湾でその様な極論を唱える人は、もうごく僅かであろう。台湾人の多くは「現状維持」を望んでいるし、民進党から国民党に政権が変われば、中国との関係性の改善も期待できるから、中国側の無駄なリスク(国民が傷ついたり、亡くなる事)を取る必要も無くなる。現在台湾に暮らす人々も、太平洋戦争の日本の支配経験を持つものが少なくなり、勿論中国(大陸側)との争った経験を持ち合わせるものも殆どいない。生まれながらにして台湾という「国」しか経験していないから、中国の脅威は感じながらも、元々独立した地域であるという認識が強いだろう。 また、民間レベルでは中国と台湾の間には多くの商取引が存在しており人の往来も制限付き、かつ完全に自由ではないものの可能だ。そして我々日本人から見ると、どちらも中国語を話している。私は決して中国の武力による台湾統合を望まないし、それが起これば、正に現在の国会(2026年時点)で論争になる様な「台湾有事」に発展しかねない事も理解している。そして台湾に暮らす多くの人々が「現状維持」を望んでいる事や、「独立」を前面に押し出せば、大陸との緊張が生じる事を理解している事も解る。台湾人の立場でものを言う事は何様と言われそうだが、きっと彼等からしても、日本やアメリカが台湾有事を煽るようなことをしている様に見えているのかもしれない。先日の高市総理の発言をきっかけとして、中国は周辺での大規模な軍事訓練を実施しているし、確かに習近平氏は在職中に何とか台湾を統一したいと考えているから、日本やアメリカの出方をうかがい、何かしら理由を付けたがっている様に思える。そうなると、我々周囲の人間が軽々しくものを言うこと自体が間違い、リスクを煽る結果になるのではないかと思う。 正に今、台湾の歴史を知り、台湾の国民を知り(私も筆者と同様に台湾自体は一つの国であると言う認識)、台湾の民意を少しでも知る事は、台湾から無駄な血を流させない事に繋がるし、本書を読むことでそれに少し近く事が出来るだろう。

Posted by ブクログ

2025/08/26

台湾は「国」なのか。 この問いを見た時に、自分は台湾についてなんとなくしか知らないなと反省して読んでみた。 ホットテーマでもあるため、文化、歴史は正しく理解しなければならない。入門書として良かった。

Posted by ブクログ

2025/06/20

現代台湾文学選を読むにあたって、台湾について知ろうと思い読んだ本の二冊目。一冊目の歴史総合パートナーズでは、どちらかというと日本の統治時代から現代にかけての日台関係が中心だった印象だったが、今回の本では、八十年代の民主化以降の現代史がよく分かった、という読後感が大きい。 一番知...

現代台湾文学選を読むにあたって、台湾について知ろうと思い読んだ本の二冊目。一冊目の歴史総合パートナーズでは、どちらかというと日本の統治時代から現代にかけての日台関係が中心だった印象だったが、今回の本では、八十年代の民主化以降の現代史がよく分かった、という読後感が大きい。 一番知ってよかったと思うのは、第1章「台湾は『国』なのか」。ずいぶん昔だが、池袋で働いていたときに、小学生の子が台湾から来た子をいじめていたときの理由に「だって日本は台湾を国だと認めてないもん」と言ったことがあった。当時は、それと目の前の台湾人をいじめるのとは関係ねぇだろと

Posted by ブクログ

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