商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/11/30 |
JAN | 9784041127674 |
- 書籍
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清算
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商品レビュー
3.2
24件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
明日、会社がなくなる。 最後に残った二億円、俺がもらってもいいはずだ。 広告代理店「八千代アドバンス」は、経営悪化により、会社を解散し清算することが決まる。 制作部の畑井伸一は、総務部長に任命され、経験のない会社解散の手続きを担当することに。 そんな中、負債の返済用資金二億円が元社員と共に消えてしまう。 虎の子の二億円の行方を捜す畑井の前に次々と巻き起こるトラブル。 金を取り戻し、八千代アドバンスの秘密を“清算”することはできるのか? (アマゾンより引用)
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・畑井さん以外自分勝手すぎて…というか、逆に畑井さんみたいな人がまれなのか!? ・畑井さんの妻、瑞穂みたいな女性になりたい。 ・なんとも最後はいたたまれない気分になった。横井さんの哀しさが伝わってくるようです。
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子会社である八千代アドの経営が悪化し、倒産する前に解散することになる。そのために、全く関係のない部署であった畑井が総務部部長に異動となり、会社解散までのしんがりを務めることになる。 その解散までの作業を「清算」ということを始めて知った。その清算作業中、八千代アドに残っていたこれか...
子会社である八千代アドの経営が悪化し、倒産する前に解散することになる。そのために、全く関係のない部署であった畑井が総務部部長に異動となり、会社解散までのしんがりを務めることになる。 その解散までの作業を「清算」ということを始めて知った。その清算作業中、八千代アドに残っていたこれからたくさんの債務に充てる予定であった2億円の入った通帳と印鑑が金庫からなくなってしまう。その2億円紛失事件に絡んで、殺人や同僚の失踪などさまざまなことをつきづきに起こる。途中、ミステリー要素も入ってきて、どんどん複雑になって行った。この作者が描く主人公は、バカがつくくらいの生真面目で、発言や思考回路全てにおいて悪人ではない、現実世界に存在したら本当に心から信用できる人物となるんだろうなと思わせられる。こんなにも物事一つ一つにその人の良さが伝わるように言語で表すことができるのは、この作者自身がそういった人間なのだろうなと感じた。伊岡さんは、胸糞悪い悪人を描くことも上手いが、根っこからの善人も上手で、本当の人間っていうのをよく分かってるのかなと思う。
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