清算 の商品レビュー
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今まで読んだことのないタイプのはじまりで全く展開が読めずに2章まで引き込まれるように読みました。ストーリー性は良かったものの結末に向けての失速感が否めなかった為、☆3にしました(☆3.5)
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最後の種あかし?と序盤のスピード格差があった 八千代アドバンス 八千代新聞の系列会社 畑井伸一 制作部次長→総務部長 市原尚己 制作課係長 31歳 田川果南 促進課主任 28歳 吉永 常務取締役 59歳 那須 営業部長 横田 社長 65歳 柳 専務 北見 部長昌子 串本 経理課...
最後の種あかし?と序盤のスピード格差があった 八千代アドバンス 八千代新聞の系列会社 畑井伸一 制作部次長→総務部長 市原尚己 制作課係長 31歳 田川果南 促進課主任 28歳 吉永 常務取締役 59歳 那須 営業部長 横田 社長 65歳 柳 専務 北見 部長昌子 串本 経理課長
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読む本を間違えたかと最初はペースが上がらなかったが、ことが動き出してからはぐんぐんと読み進めた。 人って多面性があり、だからおもしろくもあるけれども、一筋縄ではいかないよね。
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大きな会社の理屈はわからないけど、正直ものが損をする構図はいつの世も同じか。主人公の家族や周囲には心ある人たちがいて良かった。
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倒産と解散・清算の違いがわかった。みな身勝手な性格の人ばかり。救いが主人公の畑井と社長の横井と思っていたら、犯人はそこだったとは…。切ない気持ちにもなった。誠実な畑井にいい職場がみつかるようにと願うばかりだ。 「人間の原動力は、励ましや同情よりも怒りや反発の気持ちと知った」と、...
倒産と解散・清算の違いがわかった。みな身勝手な性格の人ばかり。救いが主人公の畑井と社長の横井と思っていたら、犯人はそこだったとは…。切ない気持ちにもなった。誠実な畑井にいい職場がみつかるようにと願うばかりだ。 「人間の原動力は、励ましや同情よりも怒りや反発の気持ちと知った」と、畑井の言葉は重い。
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明日、会社がなくなる。 最後に残った二億円、俺がもらってもいいはずだ。 広告代理店「八千代アドバンス」は、経営悪化により、会社を解散し清算することが決まる。 制作部の畑井伸一は、総務部長に任命され、経験のない会社解散の手続きを担当することに。 そんな中、負債の返済用資金二億円が元社員と共に消えてしまう。 虎の子の二億円の行方を捜す畑井の前に次々と巻き起こるトラブル。 金を取り戻し、八千代アドバンスの秘密を“清算”することはできるのか? (アマゾンより引用)
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・畑井さん以外自分勝手すぎて…というか、逆に畑井さんみたいな人がまれなのか!? ・畑井さんの妻、瑞穂みたいな女性になりたい。 ・なんとも最後はいたたまれない気分になった。横井さんの哀しさが伝わってくるようです。
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会社の「精算」。2億円が消える、という設定。 その結末がわかりにくくて。それほど重要でもなかった人物が真犯人だったり、一気読みしていないとちょっと出ただけの登場人物のことは忘れてしまっていて。なんだこりゃ、という感じでした。
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大手新聞社の広告代理店「八千代アドバンス」が突然「清算」されることになった。 清算と倒産はもちろん違うが、社員にとっては会社が無くなる、ということで同じ意味にしかならない。 「再就職先は会社が責任をもって探し、皆さんの生活を守れるように支援していく」と、役員級の人たちは...
大手新聞社の広告代理店「八千代アドバンス」が突然「清算」されることになった。 清算と倒産はもちろん違うが、社員にとっては会社が無くなる、ということで同じ意味にしかならない。 「再就職先は会社が責任をもって探し、皆さんの生活を守れるように支援していく」と、役員級の人たちは宣うけれど、どうせ自分たちの再就職先なんて、一般社員に情報を下ろす前に、早々に決まっていて、立場は安泰なんだろう。 そんな気持ちで身の振り方を考えていた主人公の畑井伸一は、突然いままでの制作の仕事とはまるで違う総務部長に任命される。理由は「余人をもって代えがたい人材」と見込まれたから。 昇格と言えば昇格。しかしながら乗っているのは泥舟。「つけ入りやすい性格と見透かされたから」の間違いだろう、と自嘲しながらも、やはり性格ゆえか清算に向けて連日真面目に取り組んでいた。 しかし、ある日、清算費用としてプールされていた2億円の口座の通帳と印鑑が金庫からなくなってしまった。手口からして内部の犯行としか考えられない。 誰が? 何のために? 物語の前半は清算業務にあたり、様々な立場の人が主人公・畑井の前を通り過ぎていく。しかも善人面していても腹に一物を抱えていそうな輩ばかり。 会社がなくなることが決まると、これほど人は疑心暗鬼になり、ヤバい雰囲気になるのか。容易に想像できる描写がヤケにリアルで、ちょっと感情移入し過ぎて、読んでいて気が滅入ってしまった。 もしかしてこれ、最後まで救われないパターンの小説? まさか自分が嫌いなジャンルのイヤミス系? という感じで、中盤くらいまでのらりくらりと読んでいたけれど、中盤過ぎるとストーリー展開のスピードも早くなって、面白くなってきた。 ラストは悲しい真相だった。 この手の真相を語られると、日本は命に関わる、字義通りの致命的な問題を、何十年も放置したままなんだ、と感じた。
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大手新聞会社のグループ会社を清算する際に起きた「トラブル」(横領/殺人等)の謎解き劇。相当面白い推理小説だった。
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