商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2023/11/17 |
JAN | 9784166614325 |
- 書籍
- 新書
老化は治療できるか
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
老化は治療できるか
¥990
在庫あり
商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
全6章構成。 著者は医者でなくノンフィクション作家のため、専門家の話を聞いた内容を書いているのみ。特にまとめているものでもない。また、5章以降は一般論が増えるため、4章まで読めば良いと思われる。 紹介されている内容はたしかに新しい研究が含まれているが、とにかく読みづらい。著者...
全6章構成。 著者は医者でなくノンフィクション作家のため、専門家の話を聞いた内容を書いているのみ。特にまとめているものでもない。また、5章以降は一般論が増えるため、4章まで読めば良いと思われる。 紹介されている内容はたしかに新しい研究が含まれているが、とにかく読みづらい。著者は医師や研究者でない観点で一般人のインタビューと変わらないこと、考えの軸はなく学びのまとめもない。 この本を読んでも、治療して長生きできはしない。長生きに向けて行動を変えたいなら別の本を読むべきと思う。本書にまとめられている観点が、長生きに関係しそうな身体の仕組み、将来治療になりそうな研究内容がほとんどだからである。治療する名称や具体的な検査治療内容は登場しない 逆に、5章以降が本筋や結論と言うなら内容の薄い本と言わざるを得ない
Posted by
はたして不老不死は実現可能なのか、人は何歳まで生きられるのか、老化は治療できるのか、そのような問いに答えるための老化やアンチエイジングの研究の最前線を追う。 幼い頃からタナトフォビアであり、でき得る限り長生きしたいと願っている自分にとって、本書の内容は、とても興味深かった。また、...
はたして不老不死は実現可能なのか、人は何歳まで生きられるのか、老化は治療できるのか、そのような問いに答えるための老化やアンチエイジングの研究の最前線を追う。 幼い頃からタナトフォビアであり、でき得る限り長生きしたいと願っている自分にとって、本書の内容は、とても興味深かった。また、腹八分目によるオートファジー活性化、抗老化物質としてのNMN、認知症予防のためのデュアルタスク、睡眠の重要性など、老化防止に向けた実践のためにも参考になった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
統計データから人間の平均最大寿命は115歳と結論づけられている。125歳まで生きる確率は1万分の1未満。 人間の寿命は、生物学的年齢と回復力で説明できる。 55歳を過ぎるとがんの死亡率が上がる。チンパンジーやゴリラの寿命は60歳を超える。 ゾウは細胞数が多いのでがん化しやすいが、修復能力が高い。ヒトの細胞にゾウのDNAを移植すれば、最大寿命を延ばすことは可能かもしれない。 DNAの傷が蓄積されてしまうので、デロメアを伸ばせてもがんにはなる。 GLS1阻害による老化細胞を除去できる可能性がある。 老化はプログラムされているかも。 人間は240gのタンパク質を作り出している。それはなぜか。式年遷宮のようなモノではないか。 アルツハイマー、パーキンソン、ALS似共通しているのは、脳の細胞にタンパク質の塊ができること。オートファジーの活性が低下する。ルビコンが増えたため。腹八分目にするとルビコンが減る。 オートファジーは、睡眠、健康的な食事、腹八分目、運動、で活性化する。 慢性の炎症が起きる原因はストレスにもある。 ベニクラゲは何回も若返ることができる。 サーチュインの中でSIRT1を増やすと老化が遅れる。 NMNは究極の抗老化物質の可能性があるが、点滴は危険。 老化は病気か。病気でなければ研究は進まない。美容外科と同じ。 モーゼは120歳デシンだ。旧約聖書には人は肉に過ぎず、120年以上は生きないとされた。 エビジェネティクス時計は正確。 マウスは食事制限で寿命を延ばせるが、猿では伸びなかった。 脳は老化防止の関門。脳を変えると人も同じではなくなる。 アミロイドβやタウがたまっても神経細胞が死なない人が一定数いる。 認知症を事前に治療することが社会的に許されるか。 デュアルタスクが認知症予防に効果がある。 不老不死は楽園か。ずっと生きなければならないのは幸せかどうかわからない。 睡眠不足で加齢は加速する。 起きる時間を変えずに、少しずつ早寝にすると睡眠負債は解消できる。 運動は日課にする。夕方がいい。 午前中の光は体内時計を整える。 動脈硬化を以下に抑えるか。 一日に腕立て伏せと腹筋、スクワット200回を行う。 海馬は運動で機能が高まる。 脳の可塑性=80になっても、能力は磨ける。 後悔が残るくらいがちょうどいい。
Posted by