1,800円以上の注文で送料無料

行儀は悪いが天気は良い
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1220-05-02

行儀は悪いが天気は良い

加納愛子(著者)

追加する に追加する

行儀は悪いが天気は良い

1,540

獲得ポイント14P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/11/16
JAN 9784103553717

行儀は悪いが天気は良い

¥1,540

商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/06/03

Aマッソ加納さん前作のエッセイが面白かったので読んでみた。 前作と比べ自身の経験や思想、葛藤など、具体的に書かれていてリアリティがあった。直接話を聞いているような質感の文章だと思う。 好きな芸人さんではあるが、これを読み進めると人となりを知り過ぎているのではという感覚になる。それ...

Aマッソ加納さん前作のエッセイが面白かったので読んでみた。 前作と比べ自身の経験や思想、葛藤など、具体的に書かれていてリアリティがあった。直接話を聞いているような質感の文章だと思う。 好きな芸人さんではあるが、これを読み進めると人となりを知り過ぎているのではという感覚になる。それほどエッセイの為に自分を棚卸して書き続けてきたのだろうなと力強さが伝わってくる。 それでいてもちろん面白いので、この人の今後の活躍を見ていたい気持ちが強くなった。

Posted by ブクログ

2024/10/11

芸人Aマッソの加納さん2作目エッセイ。 思わず笑ってしまうようなお話ばかり。 外出先ではあまり読まない方がいいかも? 人目を気にせず思いっきり笑える場所で読むのをおすすめします。 高頻度で実家を出入りするおっちゃん、大親友フワちゃんとのお話が特に好き。 加納さんの人柄が溢れている...

芸人Aマッソの加納さん2作目エッセイ。 思わず笑ってしまうようなお話ばかり。 外出先ではあまり読まない方がいいかも? 人目を気にせず思いっきり笑える場所で読むのをおすすめします。 高頻度で実家を出入りするおっちゃん、大親友フワちゃんとのお話が特に好き。 加納さんの人柄が溢れている軽快で明るい文章。 時々鋭いツッコミが入るのも最高。 元気が欲しい時読み返したくなる 一冊。

Posted by ブクログ

2024/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 1作目のエッセイが好きだったので2作目も読んだ。今回は追憶編とでもいうべきか学生時代の話を中心に過去に思いを馳せるエピソードが多い。同郷、同世代ということもあり個人的な記憶とオーバーラップする部分も多く懐かしい気持ちになった。  ウェブ連載のエッセイをまとめた一冊となっており冒頭からネタ切れとの戦いについて言及されているが、それゆえ過去の引き出しをあけざるを得なかったのかもしれない。ノスタルジーとニヒリズムがちょうどいいバランスだった。前述のとおり同郷、同世代の共感がこれでもかと襲いかかってきた。とくに市バスで囲碁教室に通っていた話はほぼ全く同じ感覚を味わったことがある。今でこそスマホで検索してどのバスに乗ればいいかはすぐに分かるので間違うことは少ないかもしれない。しかし当時の大阪市のバスのどこに行くのか分からないムードは半端ではなかった。私は雨の日、塾に通うときに乗っていたが毎回ドキドキしていたし財布を落としたこともある。(返ってきたことが未だに信じられない)そんなことを数十年ぶりに思い出しつつ、大阪のおっちゃん、おばちゃんがいるどストレートな「ザ・大阪の家族」の様子は大阪を出て十数年経った今では一種のフィクションのようにも思えるのであった。  著者が並の芸人と異なるのは言葉への感度の高さ、言い回しの上手さ。特に後者は小説を書くようになったことも影響しているのか、かっこいい。一部引用。 *私だけが芸人になった。きっと少しだけ、自分自身に対する期待値がまわりの友達より大きかったのだ。そして何より、日常の中で交わされる意味をもたないやり取りに固執していた。誰の心にも一瞬しか咲かなかった言葉たちが私の中でだけ沈殿していき、取り出して遊びたいと思ったときには誰もいなくなっていた。* *ねこだけじゃない。赤ちゃんも洋服も誰かの言い間違いも、「かわいい」という感情を抱かないと生きていけないことが怖い。でも「ねこがかわいい」が特別に怖い。いや、本当は怖くない。本当は、猫もかわいかった。はなとさくらがかわいくて幸せだった。そんな過去が積み重なって今が形作られた。*  読んだタイミングは完全に偶然なのだが、今話題のふわちゃんとの友人関係についても一章丸ごと使って言及している。彼女の今回の言動は世間的に許容できない人がたくさんいることは理解できるが、そもそもまともなキャラではないことを本著を読んで思い出した。忖度しない単刀直入な物言いや言動を皆でオモシロがるだけオモシロがって、その対象がピュアなものに世間の想定以上のエグい角度で向かった結果とはいえ、ここまで残酷に切り捨てられるのは少しかわいそうな気もする。  近年のお笑い賞レースの巨大化(著者の言い方を借りればオリンピック化)に関する話も興味深かった。皆がM-1、KOCなどの賞レースに向けて劇場でネタを「かけていく」そこでは目の前のお客さんを審査員扱いして、その日の出番自体をないがしろにしているのでは?とお笑い純度が高い著者ならではの指摘がなされていた。行儀は良くないかもしれないが、本当に思っていることを言える芸人が好きなのでこれからも応援したい。 *私はそれがめちゃくちゃ気持ち悪かった。「オリンピックやないねんから」と思った。みんなオリンピック思考が好きなのが嫌だった。じゃあ、来年から大会がなくなったらどうするのか。この大会自体も、かつては一人の芸人が提案したアイデアだったことは気にならないのか。*

Posted by ブクログ

関連ワードから探す