商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2023/10/30 |
| JAN | 9784101235356 |
- 書籍
- 文庫
旅のつばくろ
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旅のつばくろ
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商品レビュー
3.8
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沢木さんが16歳の時に初めて一人旅をした男鹿半島。実は私にとっても、就職後に初めて一人で降り立った思い出の地だ。 入職後に苦悩した空気、車窓から見た日本海の荒々しさ。本書を読み進めるうちに、あの日自分が何を感じていたのか、当時の記憶が鮮やかに呼び起こされた。 若い頃は「まだ見...
沢木さんが16歳の時に初めて一人旅をした男鹿半島。実は私にとっても、就職後に初めて一人で降り立った思い出の地だ。 入職後に苦悩した空気、車窓から見た日本海の荒々しさ。本書を読み進めるうちに、あの日自分が何を感じていたのか、当時の記憶が鮮やかに呼び起こされた。 若い頃は「まだ見ぬ新しい世界」を求めて、挑戦するように旅をしていた気がする。 けれど、沢木さんが描く「かつての自分と再会するための旅」を知り、ハッとした。 もし今、もう一度男鹿半島を訪ねたら、私はどう感じるだろう。 今の自分なら、あの時見過ごしていた道端の石や、夕暮れの色に気づけるかもしれない。 あるいは、がむしゃらだった当時の自分を「よく頑張っていたな」と、少しだけ誇らしく思えるかもしれない。 「旅とは新しい場所に行くだけではない」という教え。 不自由な時代を経て、ふたたび自由に飛び立つツバメのように、私もまた、自分の原点を確認しに、ふらりと出かけたくなった。 まさに、静かに心に染み入る「大人の旅のエッセイ」だった。
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旅をすると、想像以上に頭が働く。綺麗だな、美味しいな、といった簡単な感想から、ここに別荘を立てたらどうなるのかな、目の前に座ってる人は何を考えてるのかな、と言った大きな妄想まで。そして、旅を続けた先にはなにがあるのだろう、という未来の不安まで。旅は何歳になっても、いつ行っても、変...
旅をすると、想像以上に頭が働く。綺麗だな、美味しいな、といった簡単な感想から、ここに別荘を立てたらどうなるのかな、目の前に座ってる人は何を考えてるのかな、と言った大きな妄想まで。そして、旅を続けた先にはなにがあるのだろう、という未来の不安まで。旅は何歳になっても、いつ行っても、変わらず心が動く大きな体験なのだなと思った。 沢木さんの旅エッセイを初めて読んだが、とても読みやすくてよかった。
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東北地方を中心とした、著者の国内旅行記。 十代のころの旅と今を比較して思うことや感じることをつらつらと書き連ねている。文学的聖地巡礼を私もやってみたくなる。日本語の美しさ、風景のトーンが頁の上に浮かび上がってくるような旅ばかり。 長期休暇に何をしようかと考えると、つい海外旅行に...
東北地方を中心とした、著者の国内旅行記。 十代のころの旅と今を比較して思うことや感じることをつらつらと書き連ねている。文学的聖地巡礼を私もやってみたくなる。日本語の美しさ、風景のトーンが頁の上に浮かび上がってくるような旅ばかり。 長期休暇に何をしようかと考えると、つい海外旅行に目が行ってしまうが、著者の旅は日本ならではの良さがある旅ばかりで、特に東北地方は魅力的に思えた。ぜひ行ってみたい。青森、岩手、秋田。 記憶に新しいだけかもしれないが、終わりの方に収録されていた「雪」「夜のベンチ」の2編が、たいへんお気に入り。詩と性善説。 井上靖さんの詩である「雪」の二行を初めて読んだ。そしてたちまち鮮明にその情景が浮かび上がってきて震えた。私だけの景色なのか、皆見える同じ景色なのかはわからないが、たった数文字のこの詩の強さに打ちひしがれた。 その直後にあるライスワークの話のくだらなさがギャップになってまた面白い。しかしライスワーク、最初は面白おかしく思っていたが、本当にライフワークと遜色ない素晴らしい言葉なんじゃないかと認識が改まってきた。食べるために働く。生きるために働く。どちらかといえば、ライスワークの方が的を射ているような気さえしてくる。
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