商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/10/26 |
JAN | 9784309617596 |
- 書籍
- 書籍
ジャンル特化型 ホラーの扉
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ジャンル特化型 ホラーの扉
¥1,562
在庫あり
商品レビュー
3.8
52件のお客様レビュー
短編ホラーにその解説が載った稀有なホラーアンソロジー。自分では気づかなかった点を細かく解説してくださりより読後感が深まった!各短編もそれぞれ味があり面白い!
Posted by
ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。 私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。 でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。 本はどうだろう? 本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストは...
ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。 私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。 でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。 本はどうだろう? 本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストはほとんど読んでいる。 確かにどれも名作。 さて、本書はホラー、つまりエンターテインメントの魅力を伝えるべく、 有名作家の書き下ろし作品を集め、ジャンルごとに解説も加え他非常に豪華かつ読み応えがある。 どれも短く、そして10代向けのシリーズならではの「日常」を背景にしているので読みやすくもある。 「告発者」はいかにも現代的作品で、動画に映り込んだ「罪」をめぐる物語。 「一一分間」は古典名作へのオマージュ。 「とざし念仏」は閉じられた場所と孤独感。 この三作が特に怖いなと思ったのだが、他5作品ももちろん引けを取るものではない。 何が怖いかは読者の生きてきた背景にもよるだろうから、自分の好きなものを是非選び取って。 解説も、何が私は怖いと感じたかを考察するので、それはクリエイティブなことをしたいと将来願ったときに役立つであろう考え方だ。 また、知らないこと、わからないものが怖さの本質だ。 だから、「怖さ」を知ることで、日々の生活をよく生きる、つまり流言、噂、フェイクに立ち向かう力もつけられるものと思う。 とはいえ、あまり難しく考えず、まずはお気に入りを見つけるところから。 読書の楽しさを感じられる本だ。
Posted by
収録されているお話がどれも、うわぁ…と背筋が寒くなる秀逸さ。各話に解説がついているのがまたよくて、解説を読んでからお話を再読して「なるほど、これが怖さの正体なんだ」と理解でき、ホラーの面白さと奥深さを感じました。 これまでホラー小説を読むのにジャンルは気にしたことなかったし、「...
収録されているお話がどれも、うわぁ…と背筋が寒くなる秀逸さ。各話に解説がついているのがまたよくて、解説を読んでからお話を再読して「なるほど、これが怖さの正体なんだ」と理解でき、ホラーの面白さと奥深さを感じました。 これまでホラー小説を読むのにジャンルは気にしたことなかったし、「なぜこの話は怖いのか」という視点で読んだこともなかったので、目からウロコな切り口の一冊。
Posted by