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スピノザの診察室
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スピノザの診察室

夏川草介(著者)

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スピノザの診察室

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水鈴社
発売年月日 2023/10/27
JAN 9784164010068

スピノザの診察室

¥1,870

商品レビュー

4.4

1118件のお客様レビュー

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2026/08/06

とある小さな病院で、雄町哲郎医師はじめ医療現場に携わる医師たちの様々な患者への向き合い方を考える物語。 医師として、そして人として、どのように目の前の患者と向き合うべきか。 正解のない世界で導き出される最善を模索しながら対話をしていく。 治療も大事ではあるが、時には患者の希望...

とある小さな病院で、雄町哲郎医師はじめ医療現場に携わる医師たちの様々な患者への向き合い方を考える物語。 医師として、そして人として、どのように目の前の患者と向き合うべきか。 正解のない世界で導き出される最善を模索しながら対話をしていく。 治療も大事ではあるが、時には患者の希望に応えることも肝要なのかもしれないと考えさせられた物語だった。

Posted by ブクログ

2026/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医療技術が発達し、科学が万能に見える現代において、私たちはどこかで医師に「神」のような全能さを求めてしまうことがあるのかもしれない。 しかし本作が静かに伝えてくるのは、「医者もまた、限られた力しか持たない一人の人間である」という、少しほろ苦くも温かな現実だった。 大学病院で高度な技術を駆使し、少年の命を救おうとする姿も、街の診察室でアルコール性肝硬変の患者の意志と向き合い、治療の限界に悩む姿も、主人公・雄町哲郎にとっては、どちらも目の前にいる患者と向き合うという同じ仕事なのだろう。 スピノザが黙々とレンズを磨き、世界をありのままに理解しようとしたように、雄町もまた「救える命には限界がある」という現実を静かに受け入れていく。 自分は命を支配する神ではない。ただ、患者の人生という暗闇の中で、足元をそっと照らす一本の「街灯」でありたい。 そんな医師としての姿勢が、物語全体から感じられた。 どんな環境に置かれても、自分にできる範囲の仕事を誠実に積み重ねる。そこには、医療の限界と、だからこそ生まれる人間らしい優しさがあった。 派手な奇跡を描く作品ではない。しかし読み終えた後、静かに心に残り、「人は限られた力の中で、どのように誰かを支えることができるのか」を考えさせてくれる一冊だった。

Posted by ブクログ

2026/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マチ先生の哲学感のある医師像が、読んでいて温かく感じる物語でした。特に、花垣先生との対比があるから余計にそう感じるのかもしれませんが。 原田病院の患者達も個性的で大好きでした。 高齢だからこその、死への向かい方。みたいな。 また、気になるところはあるけれど、敢えて全てを伏線回収しない辺りも、医療の未熟さにフォーカスが当たっていて良かった。 (妹さんの死がどんなものだったのか、龍之介との関係は最低限に、南との関係も進みすぎない点など)

Posted by ブクログ

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