商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/11/07 |
JAN | 9784309467894 |
- 書籍
- 文庫
サピエンス全史(下)
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サピエンス全史(下)
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商品レビュー
4.4
50件のお客様レビュー
科学革命が主に取り上げられている。現代を生きる自分にとってはやはりこちらのほうがリアルに感じられる話ではある。そしてリアルに感じられるからこそ現代の自由主義など「当たり前」になっていることがそうではないんだなと改めて気付かされる。
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上巻に続き、無知を認めたことが正しい知識を得ようと動き出した科学革命、投資という資本主義の考え方、それによって発展した産業。 エネルギーを動力に変換することを身につけ、産業にも戦争にも使われたことで、最終的には現代の平和について読み解かれていた。 2002年の世界の死者数の割...
上巻に続き、無知を認めたことが正しい知識を得ようと動き出した科学革命、投資という資本主義の考え方、それによって発展した産業。 エネルギーを動力に変換することを身につけ、産業にも戦争にも使われたことで、最終的には現代の平和について読み解かれていた。 2002年の世界の死者数の割合が興味深く、戦死した人の数は交通事故で亡くなった人数と同じであり、自殺者数よりも少ないという。 家族などのコミュニティよりも国家の方が強く、守ってくれるようになった現代では、家族で助け合い、守り、解決していくことが希薄となった。国家の助けはあるものの、個を感じるのは幸福度に影響しそうだ。恵まれていれば幸せな訳ではない、振り回されてばかりの子育てがそれを教えてくれるというのは共感できる。また人によって幸福度は10段階中の6〜10で揺れ動く者もいれば、3〜7で揺れ動く人もいる。お互いの平均が違うというのを認識しておく必要がある。自分の感情が絶えず湧き起こっては消えていくのを観察して、追い求めない、今この瞬間を生きるという仏教の思想を紹介されていたが、幸福に関する研究が始まったばかりだというのも歴史的に新しいことだということに触れられた。
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まずもって、「認知革命」⇒「農業革命」と続いて、てっきり「産業革命」かと予想していたら、「人類の統一」から「科学革命」だったことにAha!であった。もちろん、「科学革命」の中に「産業革命」も含まれるのだが、科学VS無知という視点に立つと、こういう歴史観になるんだと。 ただ核兵器...
まずもって、「認知革命」⇒「農業革命」と続いて、てっきり「産業革命」かと予想していたら、「人類の統一」から「科学革命」だったことにAha!であった。もちろん、「科学革命」の中に「産業革命」も含まれるのだが、科学VS無知という視点に立つと、こういう歴史観になるんだと。 ただ核兵器が抑止力になって、今後全面的な戦争は起こらないだろう…というのは楽観すぎると思ったし、イスラエルが戦争を止めないのはこの著者(イスラエル人)の説を真に受けているのかと、勘ぐりたくもなったが…
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