商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/11/07 |
| JAN | 9784309467894 |
- 書籍
- 文庫
サピエンス全史(下)
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サピエンス全史(下)
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商品レビュー
4.4
94件のお客様レビュー
ずっとサピエンスの歴史を追ってきて、おしまいのところで幸福論と将来の人類が扱われる構成が巧み。特に最後に問われる「私たちは何を望みたいのか?」という問いが深い。「そんなの腹いっぱい食べることじゃないか」「お金持ちになりたいに決まってる」「健康と不老長寿でしょ」といった定番の回答が...
ずっとサピエンスの歴史を追ってきて、おしまいのところで幸福論と将来の人類が扱われる構成が巧み。特に最後に問われる「私たちは何を望みたいのか?」という問いが深い。「そんなの腹いっぱい食べることじゃないか」「お金持ちになりたいに決まってる」「健康と不老長寿でしょ」といった定番の回答が、これまでの議論ですべて先回りされているのだ。
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人類の成長と未来についてマクロ視点で語る本。 人類がホモ・サピエンスだけではないところから始まって、近未来の予想までを順を追って説明してくれる。 あまりにも明快に、そして言いにくいこともバッサリと述べている。 モヤっとしていた歴史というか人間というものが非常にクリアにくっきりと見...
人類の成長と未来についてマクロ視点で語る本。 人類がホモ・サピエンスだけではないところから始まって、近未来の予想までを順を追って説明してくれる。 あまりにも明快に、そして言いにくいこともバッサリと述べている。 モヤっとしていた歴史というか人間というものが非常にクリアにくっきりと見えてくる。 孔子がこの本を読んだら死んでしまうのではないかと思うくらい人間の本質を掴んでいるように思える。 外国の本に良くある言い回しで読みにくい部分はあるけれど、全ての人にオススメです。
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1年越し二週目の感想です。 下巻も非常に面白い内容ばかりでした。個人的には科学史に興味があったので、特に帝国主義や資本主義が絡む本巻はとても読み応えがありました。「無知が信用を生む」という考えが非常に面白いです。 一方、19章以降の幸せ、未来については、現代人にとって少し耳の...
1年越し二週目の感想です。 下巻も非常に面白い内容ばかりでした。個人的には科学史に興味があったので、特に帝国主義や資本主義が絡む本巻はとても読み応えがありました。「無知が信用を生む」という考えが非常に面白いです。 一方、19章以降の幸せ、未来については、現代人にとって少し耳の痛い話だなぁと思いました。「そもそも科学と幸せがどう結びつくか」という問いは、確かにこれらか非常に重要になる問いだと感じました。以前科学哲学の本を読んだのですが、今の時代は、科学から「創造主の計画を明らかにする」という目的が抜け落ち、技術的な科学に向かっている、という知見が述べられていました。 この抜け落ちたものこそ、ハラリさんのいう問いの答えなのかもしれないと個人的に思いました。 また素人並みの意見ですが、幸せが恒久に続かないものならば、なるべく不安に対処できるような、余裕のある生活ができるようになればいいなぁと感じました。
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