商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2023/11/17 |
| JAN | 9784088928951 |
- コミック
- 集英社
キングダム(70)
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キングダム(70)
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商品レビュー
4.1
22件のお客様レビュー
70巻は、戦場だけではなく政の世界、裏の情報戦、そして日常の祝祭が交錯する深く豊かな巻だった。外交や思想が舞台を広げ、信たちの戦いとはまた違った戦いが描かれていく。 韓という国の法家思想を代表する韓非子が秦へ招かれ、李斯や昌平君らとの問答によって、善悪とは何か、人の本質とは何かが...
70巻は、戦場だけではなく政の世界、裏の情報戦、そして日常の祝祭が交錯する深く豊かな巻だった。外交や思想が舞台を広げ、信たちの戦いとはまた違った戦いが描かれていく。 韓という国の法家思想を代表する韓非子が秦へ招かれ、李斯や昌平君らとの問答によって、善悪とは何か、人の本質とは何かが深く問われる。信は「命の火、思いの火」を語り、善悪の境を超える熱を見せる。一方、韓非子は秦を「犬のクソ以下」と断じ、明確に挑戦を突きつける。その緊張感は、ただの戦争漫画の範疇を超えて、思想の戦場へと読者を引き込んでいく。 それだけではなく、情報と諜報の駆け引きも見どころだ。姚賈という間者が、秦・趙・楚など複数の国を渡る二重三重のスパイであることが明らかになり、情報戦の複雑さが浮かび上がる。秦の重臣たちは真実と嘘を見極めようとし、韓非子の屋敷では疑念と裏切りが渦巻く。情勢の細かい動きが、戦そのもの以上に物語を引き締める要素となった。 だが、この巻が最も心温まるのは、戦いの合間に訪れた平和の時間だ。飛信隊の村・城戸村では、尾平と東美の結婚式が晴れやかに執り行われ、隊員たちが祝福の中で笑顔を見せる。信は幼き頃馴染んだ村人・有と再会し、有が左足を負傷していた過去を振り返りながら、互いの成長と絆を再確認する。さらに、信は羌瘣に向けてプロポーズをする。その瞬間は戦場の激しさを忘れさせる静かな誠実さに満ちていた。 読み終えた後に残るのは、「思想と人の営み」と「戦士としての心のゆとり」だ。善と悪、真実と嘘、戦場と宴――すべてが一本の線で結ばれている。70巻は、戦記漫画が描ける広さの限界を押し上げ、キャラクターたちの人間的な深さを改めて読者に示してくれる。 この巻を読むと、戦うだけの物語ではなく、「生きること、信じること、繋ぐこと」が重く胸に響く。戦はいつか終わるものかもしれないが、人の思いや誇りは、結婚式の鐘の音のように遠くまで響き続ける。
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韓非子の『法と性善説を混ぜるとクソ以下のものが生まれるぞ』って耳にいたい。図書館のルールそういうの多くないか…?
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感想 信は羌カイといい感じだな。テンじゃないのか? あらすじ 韓非子に人の本質を問われた信は火であると回答する。 信との問答に満足した韓非子は秦へ行くという。韓非子を招いたが法の改正は進まなかった。韓非子の団の中には間者も混ざっていた。 信が城戸村で羌カイにプロポーズする...
感想 信は羌カイといい感じだな。テンじゃないのか? あらすじ 韓非子に人の本質を問われた信は火であると回答する。 信との問答に満足した韓非子は秦へ行くという。韓非子を招いたが法の改正は進まなかった。韓非子の団の中には間者も混ざっていた。 信が城戸村で羌カイにプロポーズする。 韓非子は李斯に通う姚買が趙の二重間者であると李斯に言う。韓非子は李斯宅で諜報活動をしていることを認め、服毒自殺する。
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