商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/10/25 |
JAN | 9784334100940 |
- 書籍
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野火、奔る
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野火、奔る
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商品レビュー
4.3
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弥勒シリーズ第12弾。 商売が順調な遠野屋・清之介。 そんな遠野屋を妬み、怯え、潰しにかかる者がいる。莫大な財で公儀まで手玉に取り、己の欲望を満たそうとする。 今回も同心・信次郎の名推理は光っているし、岡っ引の伊佐治もいい味を出している。でも、剣の達人清之介の刀捌きの描写を求めて...
弥勒シリーズ第12弾。 商売が順調な遠野屋・清之介。 そんな遠野屋を妬み、怯え、潰しにかかる者がいる。莫大な財で公儀まで手玉に取り、己の欲望を満たそうとする。 今回も同心・信次郎の名推理は光っているし、岡っ引の伊佐治もいい味を出している。でも、剣の達人清之介の刀捌きの描写を求めている自分がいる。清之介の持つ闇の部分を何故か求めしまう。 ラストがいつもと違って、意味ありげだった。続きが気になるなぁ〜。
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弥勒シリーズ 12 本所深川森下町の小間物問屋・遠野屋の紅餅を乗せた船荷が、忽然と消えた。 留め置きでもなく、難破でもなく、沈没でもなく、忽然た消えたのだ。 今回も、遠野屋清之介と、同心木暮信次郎のヒリヒリした遣り取りが、面白かった。
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弥勒シリーズ第十二弾。 清之介が主を務める『遠野屋』の荷を積んだ船が消息を絶ってしまうという事態が発生。 さらに、大店〈八代屋〉の前主人の姪で『遠野屋』に“押しかけ奉公”している、おちやをを無理矢理連れ戻そうとする騒動が起こります。 『遠野屋』に降りかかる不穏な動きに隠された罠...
弥勒シリーズ第十二弾。 清之介が主を務める『遠野屋』の荷を積んだ船が消息を絶ってしまうという事態が発生。 さらに、大店〈八代屋〉の前主人の姪で『遠野屋』に“押しかけ奉公”している、おちやをを無理矢理連れ戻そうとする騒動が起こります。 『遠野屋』に降りかかる不穏な動きに隠された罠とは・・。 久々の弥勒シリーズ。 前作の『乱鴉の空』を読んでからかなり間があいてしまいましたが、相変わらずの“ヒリつき感”は健在で清之介と信次郎のやり取りは、本書の帯に「ひりつく男と男」と書かれていた通りのまんま緊張感漂っていますし、その間に挟まれる伊佐治親分のツッコミや執り成しも含めての、絶妙なバランスの掛け合いを楽しませて頂きました。 さて今回は、消えた積荷、おちやの騒動と〈八代屋〉の動き、さらにとある路地裏に遺棄された死体・・といった、まさにミッシングリンク的なミステリ要素があって、グイグイ惹き込まれて読みました。 『遠野屋』を襲うトラブルに困惑しながらも冷静に打つ手を打っていく清之介と、彼を支える番頭の信三はじめ『遠野屋』奉公人の皆さんの仲の良さが微笑ましいのですが、特におちやとおくみという育ってきた境遇が真反対の二人の少女の友情にグッときました。 それだけに、おくみを襲った悲劇が理不尽すぎてやりきれない気持ちに・・。 おくみちゃんには今後是非幸せになって頂きたいです。 そして、終盤は信次郎が美味しいところを全部もっていく感じで、“点と点”を見事に結びつけて真相解明するキレっぷりは流石です~。 で、一件落着・・と思いきや、まさかのラストに“おいおい信次郎!どういうこと?”と、めちゃめちゃ気になる場面で終わってしまいました。 ということで、次巻が非常に待ち遠しい私です~。 (できればこの巻の内容忘れないうちに、ヨロでやんす!)
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