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ドラキュラ 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2023/10/12 |
| JAN | 9784334100858 |
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ドラキュラ
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
私の11月を見事に奪っていった小説。 図書館で延長を繰り返したものの結局読みきれず、新年に入り再チャレンジ。 登場人物が多いものの幸いにも全員癖が強いので「この人誰?」とならずにスラスラと読めた。 物語の舞台のルーマニア、ハンガリーあたりの東欧地域に行ってみたい。
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誰もが知っているゴシックホラー。 1897年、100年以上も前の作品なのに読者を惹きつける魅力は健在。 複数人の手紙や日記を時系列順に並べたという作り。知らずに読めば全体像がなかなか見えないけれど、吸血鬼がどういうものか知っている私たち読者には「ああ!それって!」「やだなーや...
誰もが知っているゴシックホラー。 1897年、100年以上も前の作品なのに読者を惹きつける魅力は健在。 複数人の手紙や日記を時系列順に並べたという作り。知らずに読めば全体像がなかなか見えないけれど、吸血鬼がどういうものか知っている私たち読者には「ああ!それって!」「やだなーやだなー」と心当たりがありまくり、ドキドキハラハラするしくみになっている。 冒頭はまるで旅行記。東欧を旅した時の感動を味わえる。ただ、作者自身は東欧へは行ったことがなく、全て想像で書いているらしいです。ありゃりゃ。でも、けっこうリアルに描かれている感じがします。知らんけど。 ひとつの舞台となる東欧はイギリスから見たらアジア同然ということなのか、アジア人の私が知っている日本の妖怪っぽい習性などが描かれていてかなり興味深い。ネタバレすると「吸血鬼は招かれないと他者の家の敷居を跨げない」とか「水を怖がる」とか。そして無知で恥ずかしいんですが、プロテスタントは火葬文化だそうですね。対するカトリックは土葬。そのプロテスタントvs. カトリックという構造になっているとか。 さらにネタバレしますと、物語は大きく二段階に分かれており、ドラキュラ伯爵はルーシーとミーナ、二人の女性を狙います。彼女たちを救おうとする男たちの奮闘という物語。 ミーナはとても聡明な女性という描かれ方ではあるけれど、基本的には「女は男が守ってやらねばならぬ存在」であり「女性は男性より頭脳も肉体も精神も劣る」というスタンスなので、若干けっと思わなくもないけれど、そこは「時代なので」で納得するしかない。 話が少し逸れましたが,全体を通して、ドラキュラ伯爵自身はあまり登場しません。初めの方で法律家が遠路はるばるドラキュラ城を訪ねるシーンで一番出てくる。そこではまだ人間として振る舞っており、彼が怪物だと分かってからはほとんど出てこなくなります。で、これまた盛大にネタバレすると、最後には伯爵はやっつけられちゃうわけですけれど、かなりあっさり。追い詰める部分は執拗に詳細に述べられているのに、実際に手を下す部分は1ページにも満たず、伯爵は一言も発することなくやられます。ちょっと意外だし物足りない… 翻訳の文章はかなり読みやすい。訳者いわく「読みやすさを最大限に重視し、原文への忠実さは若干犠牲にしている」とのことだけれど、読者としては「ありがとうございます!」です。翻訳ってそういうもんでしょ!ありがとね!と訳者の肩を叩きたくなる(不遜)。 注の入れ方も抜群にうまい。こういう古典作品の注は、冗長になりがちだと思うんですけども、本文を読み進めるうえで邪魔にならない最低限かつマニアが気になる考察を入れてくれてる。好きです✨ 解説もかなり面白いので、ともすれば本文よりも熱心に読んだかもしれない。他の吸血鬼作品も読みたくなりました。見逃したNHKの『100分で名著』も今更だけど見たい!この翻訳者さんが解説で出ているらしいです。 次は『愚かな薔薇』あたり読もうかしら。日本の吸血鬼文学✨
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830ページ強のボリュームだが読みやすさを最大限に重視した内容で読む人が最後まで読み切る、読みやすさ重視の翻訳方針のため、気軽に最後まで読み通す事ができた。ドラキュラ伯爵の最強なようで、孤独的な弱みと脆さによって年を経るごとに人間に近い存在になっているという。
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