商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2023/10/11 |
JAN | 9784167921101 |
- 書籍
- 文庫
ばにらさま
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ばにらさま
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商品レビュー
3.6
60件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山本文緒さん最後の作品。 ばにらさま 男を利用する美人 ブログの本音に主人公が気づき振ると彼女は食い扶持としてしか思ってなさそうなブログで終わる わたしは大丈夫 結婚もしたくなかった主人公。電球の取り替えで床に落ち下の住人にドンドンされて薬を大量に飲んで倒れ、不倫相手と結婚することに。前妻には多額の慰謝料、後遺症で主人公は働けない。人と一緒にいるのが嫌な筈なのに、流されるまま生きている。 文章が良かった 菓子苑 一番面白かった 女友達同士の話と思いきや後半に親子だと判明する。胡桃はやりたい放題で振り回される主人公に見えるが、過去に主人公も若く子供を産み旦那が嫌になって子供を連れて家出する。娘もそれを繰り返す。一緒に住む住まないは主人公は嫌がってるような見えたが、結局互いが依存し合っている。 バヨリン心中 ポーランド人と祖母の恋愛。東北の震災を機にポーランド人は母国に帰り別れてしまう。最後ポーランド人の孫に主人公が恋をして終わる 恋をするというのは生き物になるということ 20×20 物書きの主婦。リゾートマンションで缶詰。役所が猪を檻に捕まえてそれが怖くて逃げる。その間にマンションの知り合いが死ぬ。私はこのことも20×二十の原稿用紙に書くのだろうか。猪を捕まえるより醜い。 子供おばさん 昔の親友が四十代で死に、遺書に五百万渡す代わり飼ってた犬をもらってほしいと書かれていたと、その兄、昔主人公と付き合っていた男に頼まれる。主人公は結局犬と、親友が住んでいた長屋をもらう。そのために仕事も変える。七年会っていなかった親友。不倫をしていたから。その不倫相手の妻が手切で与えたのがその長屋。なぜ主人公にその犬を預けたのだろう?
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山本文緒さんの最後の作品集。先日、闘病日記の無人島のふたりを読んで、この作品を読まないと思い読んでみた。病床でこの作品が世に出るのを励みしていただけあってか読み応えはあった。でもなかなかページが進まない。ありきたりな日常、日々の何気ない生活描写が続くからかな。でも、そんな日常もそ...
山本文緒さんの最後の作品集。先日、闘病日記の無人島のふたりを読んで、この作品を読まないと思い読んでみた。病床でこの作品が世に出るのを励みしていただけあってか読み応えはあった。でもなかなかページが進まない。ありきたりな日常、日々の何気ない生活描写が続くからかな。でも、そんな日常もそれぞれの作品の後半でひっくり返る仕掛けがあった!驚いたらあっと!と思わらせたり。この手の作品は読んだことがなくて戸惑ったけど面白かったです。
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そうくるか!ってなる結末が多い短編集。 他人が本当に思っていることなんてわからないから考えても仕方ないね。
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