商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白揚社 |
| 発売年月日 | 2023/10/03 |
| JAN | 9784826902489 |
- 書籍
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宗教の起源
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宗教の起源
¥3,300
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商品レビュー
4.3
36件のお客様レビュー
まず翻訳本にも関わらず日本語が非常に読みやすい。記述されている内容も興味深く、実社会でも役に立ちそうなことが多い。最も興味深いのは社会脳仮説と「ダンバー数」で、これは会社の組織にも当てはまるのかもしれない。組織のまとまりに対して分裂・崩壊しようとする力が働くのに対して、エンドルフ...
まず翻訳本にも関わらず日本語が非常に読みやすい。記述されている内容も興味深く、実社会でも役に立ちそうなことが多い。最も興味深いのは社会脳仮説と「ダンバー数」で、これは会社の組織にも当てはまるのかもしれない。組織のまとまりに対して分裂・崩壊しようとする力が働くのに対して、エンドルフィンの分泌を促すような行動が組織の構成員の社会性を促し、組織を強固にする働きがあるという。その行動が一緒に歌を歌ったり、笑ったり、食事をしたり、宴会をしたり、そして宗教行事に参加したりすることであるとのこと。これはまさに昭和のサラリーマンの「飲みニケーション」であり、またブラック企業がどこか宗教じみているのも同じ説明が十分説得力ある。
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中盤からどんどん面白くなっていく。主張が強いと感じるところもいくつか見られるが、宗教がなぜ生まれ、なぜ人類だけに備わっているのかをマクロに理解することができた。果てはなぜ特定の地域でしか教義宗教が生まれなかったのかについても語られる。 前提知識や具体例が多すぎたり長すぎたりして...
中盤からどんどん面白くなっていく。主張が強いと感じるところもいくつか見られるが、宗教がなぜ生まれ、なぜ人類だけに備わっているのかをマクロに理解することができた。果てはなぜ特定の地域でしか教義宗教が生まれなかったのかについても語られる。 前提知識や具体例が多すぎたり長すぎたりして少し読みづらく感じた。
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副題「私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか」という問いを、進化心理学者の著者が論考する。その際にキーとなる概念が「ダンバー数」である。人間の脳の認知能力から、人が親しく関係し合い、話し合えば理解し合うことが可能な人数は約150人とされる。これは、人類が進化した歴史の90%以上を占...
副題「私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか」という問いを、進化心理学者の著者が論考する。その際にキーとなる概念が「ダンバー数」である。人間の脳の認知能力から、人が親しく関係し合い、話し合えば理解し合うことが可能な人数は約150人とされる。これは、人類が進化した歴史の90%以上を占める狩猟採集時代に遺伝子として定着したものだ。日常の生活単位である15人程度のバンドが、時に寄り集まって信頼・協力し合える部族の規模が、ちょうど150人程度であったことによる。 長らくこの規模で暮らしてきた人類が、農耕牧畜の開始によってより大きな集団を形成するようになったとき、脳の認知能力を超えた人数の中でいかに結束と信頼を維持するか、という問題が生じた。著者はここに、人々を結束させ信頼関係を維持するための手段として宗教が発達した理由を見出す。宗教の土台には「自分たち人間とは異なる能力を持つ何かが存在する」という考えがあるが、このような観念を持てるのは人間だけである。それは、宗教的な解釈を他者と共有できるほど、人間の共感力が優れているためだという。また、そのためには複雑な内容を伝達し合える言語能力の発達も不可欠なのだ。 しかし、人類はどこまでも「ダンバー数」という認知能力の壁に突き当たる。より大きな集団を束ねる洗練された儀式・教義・組織を持つ「教義宗教」においてさえ、分派やセクト、カルトの出現は絶えない。それもまた、ダンバー数を超えた集団の中では人は本質的に不安定にならざるを得ない、という事実を示す証拠なのだろう。
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