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熊沢蕃山 まづしくはあれども康寧の福 ミネルヴァ日本評伝選
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熊沢蕃山 まづしくはあれども康寧の福 ミネルヴァ日本評伝選

川口浩(著者)

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熊沢蕃山 まづしくはあれども康寧の福 ミネルヴァ日本評伝選

3,850

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2023/09/25
JAN 9784623096343

熊沢蕃山

¥3,850

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2025/11/06

江戸時代の儒学者である熊沢蕃山の評伝です。 近世の日本思想史のなかで、蕃山は師の中江藤樹とともに「陽明学派」のひとりと位置づけられていますが、彼らの思想を陽明学とみなすことは大きな問題があります。本書でも、藤樹に学んだころの蕃山が「理気一元論」の立場にあったとしながらも、やがて...

江戸時代の儒学者である熊沢蕃山の評伝です。 近世の日本思想史のなかで、蕃山は師の中江藤樹とともに「陽明学派」のひとりと位置づけられていますが、彼らの思想を陽明学とみなすことは大きな問題があります。本書でも、藤樹に学んだころの蕃山が「理気一元論」の立場にあったとしながらも、やがて朱子学の考えかたを学び「理気渾融論」に達したという解釈に触れつつ、その思想を解説しています。 また本書では、蕃山の儒学思想以上に、経世論にかんして手厚い解説がおこなわれています。著者は、岡山藩池田家につかえた蕃山が手がけた政策や、彼の存在が家中の保守派の反発を招いたこと、さらには家督を池田輝録にゆずったあとの彼と光政との関係に亀裂が生じたことなど、蕃山の生涯を紹介するとともに、江戸時代の経済状況とそのなかで蕃山がどのように藩の財政を立てなおそうと試みたのかということが、わかりやすく説明されています。 江戸時代においては、経済成長を見越して政策を決定することはおこなわれていませんでした。そのような時代にあって蕃山がなによりも懸念したのは「惣づまり」、すなわち米の価格が低下することで、武士が窮乏し藩の財政がかたむくことでした。彼は米の増産がこのような事態をまねくおそれがあると考えており、武士の土着・帰農を勧めることで、藩が直面している財政難を乗り越えようと考えましたが、それが結果的に池田家の家臣たちの反発をまねいたのではないかと著者は指摘しています。

Posted by ブクログ

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