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心は孤独な狩人 新潮文庫
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心は孤独な狩人 新潮文庫

カーソン・マッカラーズ(著者), 村上春樹(訳者)

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心は孤独な狩人 新潮文庫

1,155

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/09/28
JAN 9784102042038

心は孤独な狩人

¥1,155

商品レビュー

4.3

10件のお客様レビュー

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2024/09/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

貧しく人種差別も激しいアメリカ南部のある町。それぞれ熱い使命や思想、夢を持っている登場人物達が、聾唖の男シンガーにだけはその秘めた思いを語る。いつもは聞き役のシンガーも、啞のアントナプーロスだけには手を素早く動かし話しまくる。 人は、自分の話をまっすぐに受け止めてくれる人を求めている。語りたい、理解してほしい。 自分の思いが空回りして実現しない事は圧倒的に多い。それでも大半の人は生きていく。シンガーはなぜ死んだのか。皆、彼に話すだけ話して、彼を知ろうとはしなかったからか。 決して幸せな話ではなく、うるさくて静かで、なぜか心地良い読書だった。不思議だ。

Posted by ブクログ

2024/04/30

孤独は前提であると言っていたのは糸井重里だった気がするけれど、人間が生きる上での前提である孤独を再認識するような小説だった。

Posted by ブクログ

2024/01/23

1930年代末のアメリカ南部、 いわゆるディープサウス中央部の町で繰り広げられる群像劇。 【主な登場人物】  ミック・ケリー:下宿屋を営むケリー家の娘。  バーソロミュー・ブラノン:《ニューヨーク・カフェ》店主。  ジョン・シンガー:ケリー家の下宿人の一人。聾啞の青年。  ジェ...

1930年代末のアメリカ南部、 いわゆるディープサウス中央部の町で繰り広げられる群像劇。 【主な登場人物】  ミック・ケリー:下宿屋を営むケリー家の娘。  バーソロミュー・ブラノン:《ニューヨーク・カフェ》店主。  ジョン・シンガー:ケリー家の下宿人の一人。聾啞の青年。  ジェイク・ブラント:遊園地の機械保守を務めるアナーキスト。  ベネディクト・メイディー・コープランド:人々に尊敬される医師だが気難しい。 幼い弟たちの面倒を見ながら夜更けにカフェでタバコを買おうとする 少女ミックと そんな彼女を窘めもせずタバコを売ってしまうバーソロミュー。 彼はミックに特別な視線を注いでいる。 だが、そんなことには気づかないミックは 新しい下宿人のシンガーさんに関心を寄せる。 ジョン・シンガーは聾啞者なのだが、 手話と読唇術でコミュニケート出来、必要に応じて筆談も行っていた。 自らは発話せず、黙って周囲の人々の言葉を読み取る、 物腰の柔らかく知的な雰囲気を漂わせる“シンガーさん”に 皆が好意を抱いた。 しかし、彼の心を占めているのは、 離れた町の病院に入院中の親友スピロス・アントナプーロスだけだった……。 という具合に誰かが誰かを愛しているのだが、 どうにも噛み合わない、もどかしさに満ち溢れた物悲しいお話。 どんなに親しく、打ち解けたように見えていても、 実は人間は皆それぞれに孤独なのだ――という ディスコミュニケーションの物語。 ピアノを弾きたい、作曲したい、ピアニストになりたい……と、 才能の片鱗を窺わせつつ大きな希望を抱くミックの前に立ちはだかる 家庭の経済問題という一大事。 家計を助けるために働かねばならない、すると、 一人きりで夢想に耽って創作に打ち込むことが出来ない…… という事態が何とも切ない。 そんな彼女の心の支えが“シンガーさん”だったのだけれども……。 ケリー家に打撃を与えた事件に 銃が絡んでいるところが、いかにもアメリカらしい。 ※後でもう少し細かいことをブログに書く予定。  https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/

Posted by ブクログ

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