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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2023/09/27 |
JAN | 9784344987081 |
- 書籍
- 新書
タイパの経済学
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タイパの経済学
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商品レビュー
3.4
18件のお客様レビュー
映画を早送りで見る人たち、を読んでからこちらを読んだので目新しさはないものの、コスパとタイパの違いが書かれていて面白かった。いずれにせよコスパタイパの先に何を求めているのか、よく考えたい。
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タイパとコスパの違いを明確に書いてあるところが良かった。タイパは皆平等に限界があるが、コスパの限界は人によって違う。これをどのようにとらえ方を違えていくべきかだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
インスタでおススメされているのを読み、興味が湧いたので図書館で借りました。 ちょっと前に流行った「映画を早送りで観る人たち」の派生・進化系のような本でした。 タイパには主に、時間効率と、手間を掛けずに○○の状態になる、という側面があり、コミュニケーションの一環として、または外部刺激(SNSなど)を受けて必要に駆られるときに特にタイパが追及されるとされています。 ただ、それらに追われることで、自分の精神的充足につながるはずの消費などもタイパ思考になりがちだとことで、タイパの事例が多く挙げられており、Z世代の価値観そのものを知ることができた気がして面白かったです。 私自身のタイパは「ながら家事」が限界で、倍速で映画を観る等はなく、言ってみれば時間効率としてのタイパの追求がほとんどです。 しかしZ世代は情報にあふれ、興味が多岐にわたり、SNSなどコミュニケーションも複雑化している環境に置かれているため、映画を倍速で観るのはまだいい方で、レビューやあらすじを読んで映画を観た気になったり、カラオケではサビだけ歌える「サビカラ」という機能まであるそうです。 サブスクの音楽配信サイトの調査では、視聴者が曲を冒頭から聞いた場合、5秒以内で24.14%、10秒以内で28.97%、30秒以内で35.05%、曲がスキップされているそうで、私としてはかなり驚きました。ストリーミング再生回数は30秒以上聞かれないとカウントされないそうなので、イントロは年々短くなり、今では約5秒だそう。。 このような行動の理由には、(不景気で)使えるお金に限度があるのに情報量が増え、一方でSNSには再現可能な投稿にあふれていて、自分がわざわざそれを消費する必要があるのかを常に考えることが定着しているようです。つまり、絶対に失敗したくない思いが強いのです。 あとは、YouTubeなどのショート動画、チョコザップなどのコンビニジム、冷凍食品の高品質化など、とにかくやったつもりで満足するのが今の若者流です。 とにかく一つの消費行動に固執するのではなく、消費ひとつひとつにかかるウエイトを軽減し、スピード感や手軽さが求められていて、その例で驚いたのは「ディズニーランドでまずすること」 ディズニーカシューシャの写真を撮ってメルカリに出す。1800円だと即売れするので、帰りにコンビニから発送。。 あくまでもその日、その場所でのニーズを満たすことだけが目的で、思い出とかは関係ないんだなあ、と世代間ギャップをここでも感じました。 消費者の、損したくない、という価値観に対して、外部からの刺激が、近道や答えが欲しい、無駄は悪、信憑性よりも大多数の支持を重視、という志向を強める。 それが、大学、恋愛、結婚、子育てなどが、コスパ、タイパが悪いという意見につながっているのです。 恐るべしZ世代!それで楽しいのか、とおばさんの私はは思いますが、のんびりしてられないんでしょうねえ。 彼らの理解が深まる一冊。
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