商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 星海社/講談社 |
発売年月日 | 2023/09/27 |
JAN | 9784065332689 |
- 書籍
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多重人格探偵サイコ 試作品神話
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多重人格探偵サイコ 試作品神話
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
バーコードが読み取っているのは、黒い線ではなく、その間の白地であると何かで聞いた記憶がある。そして、この作品は二つの体を持っている。時事評論と物語だ。どちらが白地でどちらが黒線なのかは分からない。そもそも分類する必要もない。ひとつの器に複数の要素が混ざり合わずに収められている様は...
バーコードが読み取っているのは、黒い線ではなく、その間の白地であると何かで聞いた記憶がある。そして、この作品は二つの体を持っている。時事評論と物語だ。どちらが白地でどちらが黒線なのかは分からない。そもそも分類する必要もない。ひとつの器に複数の要素が混ざり合わずに収められている様は、作品タイトルの多重人格を想起する(創作で一時期もてはやされたが、多重人格とは便利な概念だ)。物語の前半は、ドラマ版の続編を思わせる物語が、著者の『物語の体操』で示した創作法の実践のように展開し、後半は意図的に脱臼させたようなストーリーとなる。作者は一貫して、このシリーズを消費されて忘れられる物語であることを望んでいた。しかし、二十年以上の歳月を経て刊行されたこの小説が、消費・消化されなかったものを浮き彫りにしている。いつの日か、この物語を忘れ去れる日は来るのだろうか?
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今、これを新刊として読んでいることに驚いている。で、なんだかんだ思うことはあるのに、大塚英志の物語が好きなんだよなーと感じる。
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