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杉森くんを殺すには
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杉森くんを殺すには
¥1,540
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商品レビュー
4.2
105件のお客様レビュー
主人公の「ヒロ」は高校1年生の女子高生。 「ヒロ」には友人の「杉森くん」を殺す理由が15個も有り、今、そして過去を振り返りながら、来たるべき時に向けて、着々と準備を進めていく・・・。そう、これを児童文学作品とするには、あまりにも恐ろしい物語なのである。 ・・というわけではないので...
主人公の「ヒロ」は高校1年生の女子高生。 「ヒロ」には友人の「杉森くん」を殺す理由が15個も有り、今、そして過去を振り返りながら、来たるべき時に向けて、着々と準備を進めていく・・・。そう、これを児童文学作品とするには、あまりにも恐ろしい物語なのである。 ・・というわけではないので、いま深い悩みを抱え、人生にもがいている方はもちろん、どちらかといえば、周りに気を使うことのできる余力のある方に読んで欲しいと思った。 推しの言葉「人は一か所に執着したら依存。いっぱい依存先もって、あちこちに相談できたら自立という。」 ★4.2
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
冒頭から、謎解きの要素もあり、ぐいぐい引き込まれた。小学校中学年の息子がタイトルに興味を持ち、久々に読み聞かせすることに。声に出して読むと、主人公のヒロの心情描写も、友人とのやりとりも小気味よい。息子もクスクス笑う。 友人関係は本当に難しいものだ。主人公のヒロと杉森くん、良子さんと塩野さんの関係を見ても、気のおけない親友だった時期もあれば、急に存在が嫌になってしまうこともある。それは時に不条理に、一方的に。杉森くんにとって、頼れる存在をヒロ以外に見いだせなかったことが死につながってしまうことになった。 残されたヒロは何度も後悔したからこそ、自分の手で「殺した」ことにしなければ、生きていけなかったのだろう…。それぐらい「命」の重みを感じる作品だった。
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タイトルの意味に気づいた時、自分は泣いた。 人間の傷ついた心が回復していく過程を見事に描いた作品。主人公の語りや杉森くんに関する情報の出し方がとても上手く、感情移入しやすかった。
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